今朝、久々に北海道にJアラートが発令されましたね。
テレビを見ながら日本中が緊迫して情報を待っていました。
その後は防衛省から上空を通過していないと訂正がありホッとしました。
SNSでは賛否の意見がありますが、いちばんの心配は「どうせいつものでしょ?」と危機感が薄れてしまうことです。
この記事では、もしもに備えて「Jアラート」を知らせる警報音が鳴ったときにすぐに行動できるよう国からの情報を元にポイントを簡単にまとめています。
家族や大切な人と「避難行動」「安否確認方法」「備蓄の確認」について共有したり、おじいちゃんやおばあちゃんがいる方は戦時中の空襲警報時の行動を聞いたり近所に身を隠せる穴場があるかもしれません。
Jアラートって何?
Jアラートとは
国が時間的余裕のない事態に関する情報を国民に瞬時に伝える「全国瞬時警報システム」です。
携帯電話等に配信される緊急速報(「弾道ミサイル情報」「緊急地震速報」「津波警報」)メールや市町村防災行政無線などをいいます。
有事の際に住民が適切な避難を速やかに行うためには、住民に正確な情報を迅速に伝達することが重要であることから消防庁では地方公共団体と連携して全国瞬時警報システム(以下「Jアラート」という。)の整備を推進している。Jアラートは、弾道ミサイル攻撃に関する情報や緊急地震速報、津波警報、気象警報などの緊急情報を人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステムである。なお、弾道ミサイル攻撃に関する情報など国民保護に関する情報は内閣官房から、緊急地震速報、津波警報、気象警報などの防災気象情報は気象庁から発出され、消防庁の送信設備を経由して全国の都道府県、市町村等に送信される仕組みとなっている。また、現在は、この地方公共団体経由による情報伝達とは別に、国から携帯電話会社に配信したJアラート情報を個々の携帯電話利用者にメール(エリアメール・緊急速報メール)で伝達するルートも整備されている。
引用元 総務省消防庁 平成29年版 消防白書
Jアラート(瞬時警報)の仕組み
国が危険を察知してから国民に情報が届くまでの流れ
近所に身を隠せる所がないし不安しかないよ
もしもの時の備え
- 避難セット、食料、水などの備蓄
- 避難施設の確認
- 普段の生活圏で「身を隠せそうな場所」確認
- 屋外、屋内、電車、バス、車の中でとっさの避難行動をイメージしておく
旅行や観光など初めて訪れる場所でも「この建物の避難口はどこか?」「もしここで警報が鳴ったらどんなアクションを取るべきか?」など意識するクセをつけましょう。
避難セット 食料・水の備蓄
地震や自然災害に備えて用意している方も多いと思いますが、やはり物資がなくなる可能性があるので備蓄は改めて重要ですね。
加えて頭を守るヘルメットや自宅のガラスが割れた場合を想定してブルーシートもあれば、なお安心です。
避難所を把握しておく
自宅に戻れない…まだ安心ができないという状況では避難所に移動しなければなりません。
空からのミサイル落下のため、地震や自然災害と同じ避難所でいいのか改めて確認しておくことをおすすめします。
Jアラートが鳴った時のアクション
弾道ミサイル落下時の行動について
場所、状況別の「とっさの避難行動」
屋内(自宅) | 窓から離れ、窓のない部屋へ移動 |
屋内(施設、店舗等) | 窓、ガラス扉から離れ、低姿勢で頭を両手でかぶせ伏せる |
屋外 | 地下鉄、地下道、溝、頑丈な建物に移動 |
運転中 | 減速して左側に停車 車から離れ頑丈な建物や溝に移動 |
電車(地下鉄) | 窓から離れ中央の通路で姿勢を低くしてそのまま待機 |
電車(地上)バス | 窓から離れ中央の通路に移動 低姿勢で頭を両手でかぶせ伏せる |
まずはガラスから離れて頭を守り伏せるのね
とっさの姿勢は「だんご虫ポーズ」
口と鼻をハンカチで覆う
役立つサイト
まとめ
今回の記事では「Jアラートとは」「もしもの時に備えておくこと」「Jアラート警報時の行動」ポイントを説明してきました。
備えておくこと
✔︎避難セット、食料、水などの備蓄 避難施設の確認
✔︎普段の生活圏で「身を隠せそうな場所」確認
✔︎屋外、屋内、電車、バス、車の中でとっさの避難行動をイメージしておく
避難姿勢
✔︎ガラスから離れる
✔︎頭を守り伏せる
✔︎口や鼻をハンカチで覆う
慌ててしまうかもしれませんが頭の片隅に対処法のイメージをもっておくと数分間でも身を守る行動ができます。市町村、企業、学校等で避難訓練の実施が増えています。体を動かしながら確認できたらいいですね。