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「挨拶無視」はパワハラの始まり!エスカレートさせない効果があった事例

職場の人間関係
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「挨拶してもまるで聞こえていないかのように素通りされる…」「ちょっと声をかけても無視されている気がする…」「メッセージを読んでいるはずなのにスルーされている…」

もし職場で「無視」の兆候を感じたらそれは思い過ごしや偶然ではありません。こうした「無視」という行為が人間関係のトラブルを示す危険なサインだということをぜひ知ってください。

早めに対応しないと、どんどん状況が悪化します。「気のせいかな」って流さずに早めに対策を取ることが大切。

私が前の仕事で扱った事例を見ると早く対応した人ほど解決が早く心の傷も浅くて済む傾向がありました。

逆に「気のせいでしょ…」と放置した人は問題がエスカレートして最終的には会社を辞めざるを得なくなったり長い間カウンセリングに通うことに。

この記事では実際にあった事例をもとに挨拶を無視されたら「なぜ早めの対策が必要なのか「どんな対策が効果的だったのか」をお伝えします。

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その無視が「職場いじめ」「パワハラ」のはじまり

「無視」って殴られたり怒鳴られたりするのとは違って形がないから「たいしたことない」って思われがちですよね。

でもこの「何もしないこと」がジワジワと心を蝕むパワハラにエスカレートする可能性があるんです。

無視ってパワハラになるの?

関係機関は「無視」をパワハラとして調査します。「労働施策総合推進法」という法律でもパワハラの定義としています。参考:厚生労働省「労働施策総合推進法」リーフレット

  1. 優越的な関係を背景とした言動

  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの

  3. 労働者の就業環境が害されるもの

パワハラの具体的な例として「人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視など)」

つまり職場で意図的に孤立させる「無視」はパワハラの3要素を満たすハラスメント行為なんです。

「パワハラ」と「モラハラ」どう違う?

「パワハラ」って「モラハラ」と似てるけど、ちょっと違うんです。

パワハラは「会社での力関係」がポイント。例えば上司があなたを無視するような場合、これはパワハラの典型例。

モラハラは心を傷つける言葉や態度のことで別に上下関係がなくてもありえます。

同僚があからさまに、あなたを無視するのは言葉を使わない「サイレントモラハラ」と呼ばれるもの。

上司があなたを無視してるんだったら「パワハラ」同僚から無視されてるなら「モラハラ」

モラハラは法律でハッキリと「これはダメ!」って定義されてないから会社としては「これって対応すべき?」ってグレーゾーンになりがち。

職場の同僚に無視されているモラハラで悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください。

なぜ「無視」はそんなに危険なの?

「無視」が危険な理由はいくつかあります。まず職場での無視って証拠が残りにくく周りも気づきにくい。知らない間にどんどんひどくなっていくんです。

また、あなたを無視している人は反応をじっと見ている「様子見の段階」にあることが多い。

「この人、無視されたらどう反応するかな?騒ぐタイプ?反抗してくるタイプ?それともおとなしく我慢するタイプ?」って弱みを探っているんです。

だから最初の段階できちんと対応することがすごく大切。

見えにくいからこそエスカレートしやすい

「無視」って証拠が残りづらいんですよね。相手は「忙しかっただけだよ〜」「たまたま聞こえなかっただけ〜」って簡単に言い訳できてしまう。

そうすると無視されている側は「もしかして私が気にしすぎ?」「私が何か悪いことしたっけ?」って思いがち。

周りの人も気づきにくいから問題がなかなか表に出てこないまま、どんどんエスカレートしてしまうんですよね。

心と体に大きなダメージを与える

「無視」って存在そのものを否定する行為。「私、必要とされてないのかな?」「自分に価値がないのかも…」って感じると自己肯定感がズタズタに。

そうすると心のストレスが溜まって夜眠れなくなったり頭が痛くなったり、お腹が痛くなったり…。

ひどくなると「うつ病」や「パニック障害」に進むことも。仕事の調子も落ちて悪い方向に進んでしまう…そんな悪循環に陥るケースも少なくないんです。

パワハラの始まり?職場での無視6つの警告サイン

職場での「無視」ってパターンも深刻さも人それぞれ。

私が前職で扱った実例をもとに「見落としがちな初期サイン」「職場でみられる具体例」をいくつか紹介します。

  • 挨拶をしても返事がない、目を合わせない

  • 話しかけてもそっけない態度

  • 業務に必要な情報や資料が共有されない

  • 自分だけ会議やグループチャット、ランチに誘われない

  • 業務メールやメッセージに一切返信がない

  • 行った業務に対してフィードバックや評価が全くない

これらはすべて「無視」というハラスメントのあからさまな例。

ひとつでも「あれ?」と思うことがあったらキケンな合図だから要注意!

実際に上司からの嫌な発言があったメールで「慰謝料」が認められたり人格否定で精神的に傷ついたとして会社に「賠償命令」が出たりした判例があります。

「無視」もハラスメント行為。法的に問題になるってことを覚えておいてくださいね。

無視をエスカレートさせない効果があった事例と対策

職場での「無視」って目に見えにくいハラスメント。早めに対応することが本当に大切。これから具体的な対策をご紹介します。

無視する相手に軽く見られない

初期段階で自信を持った姿勢を見せてなめられないようにすることが大切!

無視されやすい人には共通点があります。

「あまり自己主張しない」
「空気が読める」
「謙虚で自分ばかり反省する人」

残念ですがこういう人はパワハラのターゲットになりやすい。

「あれ…今、無視された?」って少しでも感じたらすぐ行動を!

例えば「すみません…今の聞こえました?」ってさりげなく、でもはっきり確認。できれば周りの人も聞こえる声の大きさだとベスト。

こういう小さな対応を積み重ねると「この人、黙ってないな」「面倒くさいかも」って思わせることで相手も無意識に無視するのをやめるようになります。

もし単に聞こえてなかっただけなら誤解もすぐ解消でき、わざと無視されてたなら「見られてるぞ」って気づかせてエスカレートするのを防ぐ。

チャットやメールの既読スルーにも同じ対応を。例えば会議とかみんながいる場で「○月○日に送った◯◯の件、まだ返信もらってないんですけど、お忙しいところすみませんが確認してもらえますか?」って丁寧だけど堂々と言う。

自信を持った態度ってホントに大事!

早めに対処すれば無視がもっと深刻なパワハラに発展するのを防げます。

とにかくコレでもかというぐらい記録!

目に見えないからこそ記録!とにかく記録です。できれば録音・録画やメールのやりとりはスクショがおすすめ。

  • まずは「記録」すること「無視」は証拠が残りにくいからこそ状況を細かく記録することが何よりも重要!

  • いつ・どこで・誰に・どんな「無視」をされたのか(例:〇月〇日午前9時、〇〇さんから挨拶を無視された)

  • その時、他に誰か見ていたか(目撃者)

  • それによってどんな業務上の不都合があったか(例:情報共有されず業務が滞った)

  • 心身にどんな影響が出たか(例:夜眠れなくなった、食欲がない)

もし体調が悪くなったら病院で診断書をもらっておくと後々…役立つ証拠に。

ひとりで抱え込まず相談を

「こんなこと誰に相談したらいいのか…」とひとりで悩むのはいちばん危険。

周囲に自分の状況を知ってもらう勇気って大事です。

  • 信頼できる同僚や上司:まずは身近な人に相談

  • 社内の相談窓口:人事部門やハラスメント相談窓口があればそこに連絡

  • 社外の相談窓口:もし社内での解決がむずかしいなら外部の専門機関を頼る

都道府県労働局

都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧
都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)の所在地について紹介しています。

そのまま放置して解決に至ったケースはほとんどありません。

さいごに:心とキャリアを守るために

職場での「無視」って心とキャリアにジワジワと深刻なダメージを与えます。

「まぁ…ただの無視でしょ」なんて軽く考えずにちょっとでも「あれ?おかしいな」と感じたら、ためらわずにアクションを起こしてくださいね。

心と体を大切にして健全な職場で気持ちよく働く権利を手放さないでほしいと思います。

もし心当たりのある方はブログを参考に一歩を踏み出してください。

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