秋田県の誇る「乳頭温泉郷」は自然豊かな場所にある7つの温泉宿が集まる地域。人気の観光地で予約が取りにくいことも。
多くの人が忘れられない体験をし何度も訪れたくなる場所。そのため連泊する人も多く宿が満室になることもよくあります。
この記事では観光ガイドやインターネットでは見つけにくい地元民だけが知っている乳頭温泉郷の魅力や楽しみ方を紹介します。ぜひ旅行計画にお役立てください。
乳頭温泉の魅力を徹底解剖!

むかし話に出てきそうな景観ですね。乳頭温泉郷は温泉+景観+空間に浸る場所。
豊かな自然に囲まれた7つの温泉宿がありそれぞれ特徴的な湯を楽しめます。
ここから地元民ならではの視点で乳頭温泉の真の魅力をお伝えします!
乳頭温泉はどこにあるの?

乳頭温泉郷は秋田県仙北市にある温泉地。「十和田八幡平国立公園内」にあり乳頭山のふもとに位置しています。
乳頭山は日本の百名山の一つで地域は美しい自然に囲まれ長い歴史があります。
7つの温宿の特徴と魅力

乳頭温泉郷には7つの個性豊かな温泉宿が点在。
各宿は独自の源泉を持ち10種類以上の多様な泉質を楽しむことができます!
7つの温泉宿の特徴
- 鶴の湯:江戸時代から続く秘湯で混浴露天風呂
- 休暇村乳頭温泉:近代的な施設でキャンプ場も併設
- 妙乃湯:和モダンな雰囲気で女性に人気の宿
- 黒湯温泉:約350年の歴史を持ち豊富な湯量が特徴
- 蟹場温泉:原生林に囲まれた露天風呂で四季を楽しむ
- 大釜温泉:木造校舎を移築したユニークな宿
- 孫六温泉:山の薬湯として知られる
※入浴時間・定休日・入浴料は2024年11月時点
※情報元:乳頭温泉公式サイト
| 温泉 | 泉質 | 効能 | 入浴時間 | 定休日 | 入浴料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 鶴の湯 | 含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種 | 高血圧症、動脈硬化症、リウマチ、皮膚病、糖尿病他 | 10:00~15:00 | 月曜日 露天風呂不可 | 700円 |
| 休暇村 乳頭温泉 | 単純硫黄泉・ナトリウム炭酸水素塩泉 | 高血圧症、動脈硬化症など | 11:00~15:00 (湯めぐり帖の方は17:00迄) | – | 800円 |
| 妙乃湯温泉 | カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉・単純泉 | 皮膚病、動脈硬化症、消化器病等 | 10:30〜15:00(14:00最終受付) | 火曜日 | 1,000円 |
| 黒湯温泉 | 単純硫化水素泉 酸性硫黄泉 | 高血圧症、動脈硬化症、抹消循環障害、糖尿病他 | 9:00~16:00(15:30最終受付) | 冬季休業 (11月中旬~4月上旬まで) 水曜日のみ 営業時間変更 9:00-11:00 | 800円 |
| 蟹馬温泉 | 重曹炭酸水素泉 | 糖尿病、皮膚病他 | 9:00~16:00 | – | 800円 |
| 大釜温泉 | 酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉 | 真菌症(水虫)慢性膿皮症、リウマチ性疾患他 | 9:00~16:30(16:00最終受付) | – | 700円 |
| 孫六温泉 | ラジウム鉱泉 | 胃腸病、皮膚病、創傷他 | 9:00~16:00 | – | 600円 |
宿の特徴を知ってから「泊まる宿」「日帰り温泉を楽しむ宿」を選ぶことがポイント。
まずはそれぞれ温泉の特徴を知ることから始めましょう。
「何を楽しみたいか」自分の好みや目的に合った宿や温泉を選んでみてください。
これが乳頭温泉郷を楽しむコツです!
湯めぐり帖で巡る! 7つの湯を効率的に楽しむためのガイド

温泉巡りを効率的に楽しむなら「湯めぐり帖」がおすすめ。
7軒の温泉それぞれに1回ずつ入浴できる特別なチケットです。
さらに乳頭温泉郷内を循環するシャトルバス「湯めぐり号」に乗り放題。
日帰り入浴客向けの「湯めぐりマップ」(1,000円)もあり入浴料は別ですが購入日限定で「湯めぐり号」が1日乗り放題に。
どちらも温泉巡りを楽しむのに欠かせないアイテムです!
「湯めぐり号」の運行時刻は季節によって変動。最新情報は公式サイトで確認してくさい。

「湯めぐり帖」と「湯めぐりマップ」は宿に着いてから買えます。前もって予約したり買ったりすることはできません。
四季折々の絶景!季節ごとの魅力

「乳頭温泉はどの季節がいいですか?」とよく聞かれます。
乳頭温泉は1年中楽しめるのが特徴。
季節によって自然の様子が変わり温泉の楽しみ方も変わるからです。
春は新しい緑、夏は涼しい森、秋は紅葉、冬は雪景色と季節ごとに違う景色を楽しめます。
何度来ても新しい発見があり感動できるのが乳頭温泉の魅力!
つまり…どの季節も楽しめます。
乳頭温泉郷へのアクセス

東京からは東北新幹線で田沢湖駅まで行くのが効率的でおすすめ。
到着後にレンタカーを借りれば自由自在に温泉巡りが楽しめます。
東京駅から秋田新幹線で約2時間55分。
JR田沢湖駅から乳頭温泉郷行きバスで約45分。
車なら東北自動車道の盛岡ICから車で約1時間25分で到着。
車があれば温泉だけでなく周辺の素敵な観光スポットも楽々アクセス可能。
旅の楽しさが倍増します!事前予約をしておけば安心。
冬は雪で道路が滑りやすくなるので運転には十分気をつけてくださいね。
運転ができない方も心配ありません。路線バスが利用できるので安心して旅行を楽しめます。
雪道運転に自信のない方はこちらの記事をご覧ください。
予約が取れないときの穴場乳頭温泉郷周辺の宿泊施設

乳頭温泉郷は人気の場所ですが予約が取りにくいかもしれません。
でも大丈夫です!
近くの田沢湖高原もとても素敵な場所。多くの人は田沢湖高原に泊まり乳頭温泉には日帰り湯を楽しんでます。
ここではおすすめの宿泊施設を3つ紹介。
駒ヶ岳温泉
秋田駒ヶ岳のすぐそばにある自然いっぱいの素敵な温泉宿。
四季折々の美しい景色を楽しめるだけでなく24時間入れる大きなお風呂や露天風呂も。
しかも宿泊者だけが使える貸切露天風呂が2つもあるんです!
お財布にも優しくて一泊二食付きで8000円から9000円くらい。
それに姉妹館の「鶴の湯」まで夜に送迎してくれるサービスも。
自然を満喫しながらゆっくりくつろげる宿として多くの人に愛されています。
田沢プラトーホテル
ワンちゃんと一緒に泊まれるコテージもあります!
大きなお風呂に入ったり囲炉裏を囲んで炭火焼料理を楽しんだり自家製のきりたんぽ鍋を味わったり…
秋田の魅力がぎゅっと詰まっています。
窓から見える田沢湖や山々の景色が絶景。自然好きな方には登山やバードウォッチングなんかもおすすめ。
まさに自然と一体になれるリゾート体験ができるはず。
休暇村乳頭キャンプ城
ブナ原生林に囲まれたとっても素敵な休暇村キャンプ城!
フリーサイトはもちろんオートキャンプサイト(電源付)25区画、林間オートキャンプサイト18区画と大規模。
コインシャワーや本館の温泉入浴も楽しめます。「手ぶらでキャンプ」プランもあるから初心者も安心。
自然、設備、アクティビティがバッチリ揃った休暇村乳頭キャンプ場はアウトドア好きの皆さんにピッタリの場所だと思います。
旅行計画や移動の手間を省きたい方はツアーに参加する選択肢も!
少し予算を上げ範囲を広げると空室があるかもしれません
穴場の日帰り温泉

乳頭温泉以外にも知る人ぞ知る素敵な日帰り温泉がいくつかあります。
地元の人たちに愛され観光客にはあまり知られていないこれらの温泉は静かにゆっくりと温泉を楽しみたい方にぴったり。
そんな穴場の日帰り温泉を2つ紹介。
アルパこまくさ
アルパこまくさは田沢湖高原にある魅力的な日帰り温泉施設。
田沢湖を見渡せる露天風呂や硫黄泉の源泉かけ流し温泉が楽しめます。
「自然ふれあい温泉館」と「秋田駒ヶ岳情報センター」を併設。
家族連れに優しい料金設定で小学生未満は無料。200台収容の広い駐車場も完備。
周辺には秋田駒ヶ岳や田沢湖などの観光スポットがあり自然を満喫するアクティビティが豊富。
水沢温泉
地元民にも観光客にも大人気の水沢温泉!
田沢湖を望む露天風呂では豊富な天然温泉に浸かり全身が芯から温まります。
水沢温泉には男女それぞれに露天風呂2つと内風呂2つがあり59℃の源泉が毎分1,000リットルも自然湧出しています。
年間12万人以上が訪れるこの人気の温泉は湯治から日帰り入浴まで幅広く利用可能。
穴場のランチ温泉以外にも楽しめる周辺スポット

観光客にはあまり知られていないけれど地元の人々に愛されている素敵なランチスポットがいくつかあります。
美味しい料理と素晴らしい景色を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせる穴場のお店をご紹介。
「カフェぶなの森Fuu」でティータイム
温泉地のカフェでひと休みしたいならカフェぶなの森Fuuがおすすめ。
自然に囲まれたログハウススタイルのカフェで絵本の世界のような雰囲気を持っています。
メニューにはパスタやピザがたくさん!「ワタリガニのパスタ」や「森のきのこ和風パスタ」が人気。
田沢湖高原ジンギスカン食堂
田沢湖高原にある小さなジンギスカン食堂。
テーブル席と座敷席が数席あるだけの小規模なお店でお昼時には少し待つこともあります。
ラーメンなどのメニューもありますがほとんどのお客さんがジンギスカンかジンギスカン定食を注文します。
ここのジンギスカンは通常の焼き方とは異なり野菜の上に肉を乗せて蒸し焼きにするスタイル。
ご飯とお味噌汁が無料でお代わり自由でコスパも味も最高!
ランチ山の居酒屋 青荷庵
水沢温泉郷に位置する山の居酒屋青荷庵は地元の食材を活かした料理が楽しめます。
田沢湖自然ファームから仕入れた放牧豚を使用した料理が評判で肉質が良く脂身が甘いとされています。
「稲庭山菜うどん」など地元の特産品を使ったメニューも人気!
よくある質問!乳頭温泉に関する疑問を解消

乳頭温泉郷の気になる疑問や不安をなど「よくある質問」をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
- Q乳頭温泉の湯巡りの所要時間は?
- A
所要時間の目安です。通常時と雪道では異なりますが湯めぐり計画の参考にしてください。

MAP画像:るるぶ公式
- Q湯めぐり「おすすめの周り方」ありますか?
- A
鶴の湯は離れているため食事も兼ねて半日コースがおすすめ。湯めぐりは場所が近い乳頭温泉休暇村、蟹場温泉、大釜温泉、妙乃湯を1日プランで楽しむ。
例:妙乃湯に宿泊する場合
- 妙の湯温泉にチェックイン
- 午後は昼食も兼ねて鶴の湯温泉へ移動
- 宿泊先の妙乃湯で夕食と温泉
- 翌日は休暇村乳頭温泉、大釜温泉、蟹場温泉で昼食と温泉めぐり
- 妙の湯温泉にチェックイン
- Q周辺にコンビニはありますか
- A
乳頭温泉郷にコンビニはありません。最寄りは田沢湖駅周辺です。
訪問前に必要な物を駅周辺で購入しておくことをおすすめします。
- Qどうしても予約が取れません。良い方法はありますか
- A
乳頭温泉は空きがほとんどありません。数ヶ月先まで満室。
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ですが宿に直接電話をしてみてください!旅館やホテルにはネット非公開の部屋やキャンセルが頻繁にあります。
「電話したら予約できた」という例も多く試す価値は十分にあります。7つの個性豊かな温泉宿が点在
どうしても予約が取れない場合はシーズンに応じて車中泊やキャンプを利用し日帰り温泉を楽しむ方法も。
また田沢湖高原温泉郷や湖畔エリアまで範囲を広げることでより多くの宿泊選択肢が見つかる可能性があります。
乳頭温泉旅行を楽しむための7つの提案

温泉は入浴体験を超え地域の豊かな文化や壮大な自然を五感で楽しむ総合的な旅の醍醐味。
乳頭温泉郷では地元民ならではの視点から温泉の香り、湯の触感、周囲の景色、地元の味覚そして静寂や自然音といった五感を存分に刺激する過ごし方をご紹介します。
この土地ならではの体験を通じて心身ともにリフレッシュできたらいいですね。
地元の人との交流で深まる乳頭温泉の魅力
乳頭温泉郷での滞在中、フロントの方や旅館のスタッフさん地元のお店の人たちとおしゃべりを楽しんでみましょう。
地元の人は隠れた名所や季節のおすすめスポットに詳しいです。方言や独特の言い回しを聞くのも楽しいかも!
その土地ならではの温泉にまつわる面白いお話が聞けるかもしれません。
温かい人柄に触れることで心に残る素敵な思い出が作れるといいですね。
乳頭温泉を彩る四季折々のイベント体験
乳頭温泉郷周辺では季節ごとに様々な魅力的なイベントが開催されています。
夏には湖水祭り秋には紅葉狩り、冬には雪まつりなど四季折々の自然の美しさを楽しめるイベントがいっぱい!
地元のイベントに参加することでその季節ならではの風情や文化を体験し土地の雰囲気をより深く味わうことができるでしょう。
観光協会サイトをチェックして滞在中のイベント情報を確認しておくことをおすすめ。
時間とともに変化する絶景を堪能する
乳頭温泉郷の魅力は1日中、変化する美しい景色。
朝は霧に包まれた幻想的な風景が広がり昼は緑豊かな自然が楽しめます。
夕方になると夕日に染まる山々の絶景が見事!露天風呂からの眺めも時間によって変化。
昼は周りの山や森を眺めながらゆっくり浸かる。夜になると星空を見上げたり冬には雪見露天風呂を楽しめます。
このように景色の変化を楽しむことで心も体もリフレッシュ。
カメラ片手に乳頭温泉巡り
乳頭温泉郷は写真好きにはたまらない場所なんです!
四季折々の美しい自然、歴史ある温泉旅館、湯けむりが立ち上る露天風呂など素敵な被写体がいっぱい。
朝霧に包まれた幻想的な風景や夕暮れ時の山々を染める夕日など時間によって変わる景色も魅力的ですね。
夜には温泉の優しい灯りを撮るチャンスも!料理や建物も心温まる写真になりそう。
撮影時は他の宿泊客のプライバシーに配慮して旅館内ではスタッフの許可を得てくださいね。
星空に癒される乳頭温泉の夜
乳頭温泉郷は星空観察に最適。山間部の暗い空で美しい星々を楽しめます。
晴れた夜には満天の星空が広がり夏は天の川、冬は季節の星座が見えます。星好きな方は双眼鏡や小型望遠鏡を忘れずに。
露天風呂に入りながら星を見るのも素敵な体験。月や季節によって見える星が変わるので何回来ても新しい発見があります。
乳頭温泉で読書三昧!心も体も温まるひとり時間
乳頭温泉郷での滞在中ゆっくりと読書もいいですね。お気に入りの本を持参して物語の世界に浸るのもおすすめ。
鳥のさえずりや川のせせらぎなど自然の音を BGM 。普段ではなかなか体験できない贅沢。
多くの宿にはゆったりとくつろげる休憩スペースが用意されています。
何もしない贅沢
乳頭温泉郷では「何もしない」時間も大切。時間に追われる日常から離れ意図的に静かな時間を作ることで深いリラックス体験ができます。
窓から見える景色をぼんやりと眺めたり露天風呂に浸かりながら雲の動きを観察したり、ただ静かに呼吸を整えるだけでも十分。
この「何もしない」時間が日常から解放され心身をリラックス。このシンプルな体験こそ最も贅沢な時間かもしれません。
万が一に備えてクマ対策も忘れずに。クマに遭遇した際も慌てないよう対策を詳しく説明した記事はこちらです。
持ち物と服装のアドバイス

温泉巡りを楽しむ際は着脱しやすい服装がおすすめ。
また温泉の硫黄臭が服に付きやすいので洗濯が簡単な服を選びましょう。
乳頭温泉で必須の持ち物

部屋に冷蔵庫はありませんが冬は外に置いておけばキンキンに冷えます
東北旅行の服装と持ち物の詳細はこちらの記事をご覧ください。
温泉はほどほどに!入浴に関する注意点

「湯あたり」は温泉に長く入りすぎて起こる体調不良で頭痛やめまい、吐き気などの症状が出ます。
せっかくの旅行なのに体調不良は避けたいですね。湯あたりを防ぐコツをお伝えします。
- 温泉に入る前に水を飲む
- かけ湯をして体を温度に慣らす
- 頭に冷たいタオルをのせ冷やしながら入浴する
- 長く入りすぎず休憩を取る
温泉を楽しむ前に少し準備をしましょう!
まずはお水を飲んで体に潤いを。かけ湯でお肌を温めてあげてくださいね。
ゆっくり入浴を楽しむコツは短めに入って休憩を取ること。
汗が出てきたらお休みのサイン。頭にぬれタオルを乗せるのも忘れずに。
これで快適な温泉タイムの準備OK。
さいごに

乳頭温泉郷は自然の力を肌で感じながら心も体もリフレッシュできる素敵な場所。
温泉に浸かるだけではなく自然そのものが優しく包み込んでくれます。
ここでしか味わえない「何もしない贅沢」これこそが乳頭温泉郷の隠れた魅力。
ぜひ一度訪れてみてくださいね。
お願い:乳頭温泉は有名人や芸能人がプライベートで静かに訪れます。もし有名人を見かけても、みんなが心地よく過ごせるようお互いのプライバシーを大切に。騒ぎになるとその方々が宿を離れなければならなくなる可能性が。そっと見守るのが現地のマナーとなっています。



