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初心者でも安心!雪道運転のコツと注意点

暮らし

雪道運転はどんなに経験豊富なベテランドライバーでも不安を感じることがあります。

とくに経験の浅い初心者ドライバーにとってはその不安はさらに大きいかもしれません。

雪雪道運転の経験が20年以上のわたしから雪道運転で絶対にやってはいけないこと出発前に確認しておきたいポイントをお伝えします。

冬のドライブは雪景色を楽しむ絶好のチャンス!しっかりと対策をして冬の観光地を楽しんでくださいね。

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雪道運転前の準備で安心を!


雪国へ出発する前にチェックすることをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

事前チェック6選


スタッドレスタイヤの寿命と選び方のポイント

スタッドレスタイヤだから安心と思っていませんか?

一般的に使用期間は3〜4年が目安。装着前に溝の残り具合を確認しましょう。

画像:ミツモアMedia

スリップサイン(△マーク)目印があるので溝の減少を知らせてくれます。溝の深さが1.6mmになるとスリップサインが見えてきます。

摩耗したタイヤは事故を引き起こす可能性があるのでスリップサインが現れたら新しいタイヤに交換してくださいね。

画像:ミツモアMedia


そのほかに摩耗の目安となる突起があります。突起の高さがブロックに近づいたらタイヤ交換の目安です。

バッテリーもチェック!冬に強いクルマにする方法

気温が下がるとバッテリーの性能が低下し電気を蓄える力が弱まります。

「エンジンがかからない!」というトラブルを引き起こしエンジンがかからなくなることも。

みこ
みこ

バッテリーの役割はエンジンが作った電気を「貯める」「供給する」です


「バッテリー上がり」を繰り返すと劣化を招きバッテリーの寿命が短くなってしまいます。

古くなるほど性能が落ちるため「古いうえに寒い!」となるとコンディションは最悪。


バッテリー上がりを防ぐ方法

  • 週1回、30分程度、車を走らせる(エンジンをかけるだけは無意味)
  • エンジンを切った状態で電気を使わない。エアコン、室内灯、ステレオOFF
  • 車を降りたらヘッドライトや室内灯の消し忘れを確認するクセをつける


みこ
みこ

エンジン音が弱っていたらバッテリー低下のサイン。バッテリー寿命は2~3年です!

視界確保!雪用ワイパー

多くの人は夏用ワイパーが雨も雪も拭けると思うかもしれません。

雪が多い地域で運転する場合、スタッドレスタイヤだけでなく雪用ワイパーに変えることをおすすめ。

夏用ワイパーは構造や材質が冬の厳しい気象条件にはちょっと合わないため雪をしっかりと拭き取るのが難しいです。

寒冷地ウオッシャー液

同じく視界確保のためのウォッシャー液も重要。

極寒の東北や北海道では寒冷地専用の製品を使うことをおすすめです。


万が一に備えて!車に積んでおきたい緊急グッズ

車に積んでおくと安心なアイテムのチェックリストです。

そのほかに道路の通行止めなどで一時的な避難を余儀なくされることも。飲料、食料、防寒具なども常備しておくことをおすすめします。

  1. タイヤチェーン
  2. 雪用ワイパー
  3. ブースターケーブル(バッテリー充電)
  4. けん引ロープ
  5. ジャッキ
  6. 脱出マット
  7. スコップ
  8. アイススクレーバー(車の雪払い)
  9. 毛布
  10. 長靴
  11. 食料品

スマホに登録しておきたいリンク集

万が一のトラブルに備えてスマホに必要な情報を登録しておくとスムーズに対応できます。

目的地の道路情報をチェックして雨や雪、凍結、視界不良、強風などの危険性をドライブルートで確認しましょう。


ウェザーニュース「ドライブリスク予報」
路面の凍結や積雪、吹雪や地吹雪による視界不良をピンポイントで予測。

国土交通省 公式「おしえて!雪ナビ」
目的地の気象・交通状況を事前に把握。

NEXCO東日本が運営するWebサイト「ドラとら」
リアルタイムの道路交通情報、ライブカメラで路面状況の確認。

万がいちに備えて加入している自動車保険のロードサービスの連絡先やJAFの連絡先、ガソリンスタンド情報もスマホに登録しておきましょう。


みこ
みこ

警報や悪天候が予想される時は思い切って予定変更することも大事です。


雪道運転中の注意点

雪道での運転は慣れていない人にとってはちょっと大変かもしれません。

でも、しっかり準備して気をつければ雪道でも安全に運転できて事故を防ぐことができます。

以下のポイントを参考にして雪道運転を快適に楽しみましょう。

急な操作は厳禁!雪道運転の基本


やってはいけない4つの急を押さえておきましょう。

  • 急発進
  • 急加速
  • 急ハンドル
  • 急ブレーキ

運転中は急な操作を避けましょう。

急発進や急加速は車を不安定にしエンジンに負担をかけ急にブレーキを踏むとタイヤが滑りやすくなります。

4つの急を避けて穏やかな操作を心がけると安心。


スリップする場所は要注意!

画像:NEXCO東日本

特に気をつけたい場所を押さえておきましょう。

  • カーブ手前
  • トンネルの出入り口
  • 長い下り坂
  • 日陰の路面

危険な場所ではスピードを落として慎重に運転しましょう。

下り坂はエンジンブレーキを利用 下り坂ではエンジンブレーキを使いましょう。ブレーキやシフトダウンはスリップの危険があるので注意。

カーブや交差点は手前で減速 を忘れずに。カーブでハンドルとブレーキを同時に操作するとスリップしやすいので手前で減速し対向車線にはみ出さないよう注意。


視界不良に注意!ホワイトアウト時の対処法

ホワイトアウトは雪によって視界が覆われる状態で吹雪や大雪、低温下での強風が原因。

運転を続けることは非常に危険。

前方が見えにくいときにはムリをしないで最寄りの退避場所や安全な場所で待機し吹雪がおさまるまで待ちましょう。

みこ
みこ

雪道運転のノウハウ動画で雪道太郎さんが解りやすく解説されてます。イメージトレーニングにぜひ!

YouTubeチャンネル 雪道太郎 (John Snowroad)



雪道運転の心構え


他の車のスピードに合わせなければならないというプレッシャーからつい無理な走行をしがちです。

そんな時は次の方法を試してみてください。

  • 先頭を譲る
  • 通常の2倍以上の車間距離をとる


先頭を譲る


先頭で走行すると雪道に慣れていないにも関わらず焦ってしまいスピードを上げてしまいがち。

とくに初心者や雪道に慣れていない方は先頭を譲り先頭車両に先導してもらいましょう。

先頭車両のライトを頼りに進むこともでき安定した運転と十分な車間距離を確保することができます。


通常の2倍以上の車間距離をとる

冬の雪の影響でタイヤと路面の摩擦が低下し制動距離が延びるため車間距離に特に注意が必要です。

通常の2倍以上の車間距離を確保。

前の車が急ブレーキを踏む可能性に備えましょう。


車が動かなくなったら?冷静に対処するための手順

エンジントラブルなどで車が動かなくなってしまったら次の手順で救護を待ちましょう。

車が動かないときの対処
  • Step①
    ハザードランプ点滅

    ハザードランプ、発炎筒、停止表示器材を使用して後続車に合図し安全措置を行う。

  • Step②
    周囲を歩き回らない

    事故や故障で停止した場合は本線や路肩を歩かないよう注意。停止した車の運転者や同乗者が後方から来る車にはねられる事故が多発。

  • Step③
    安全な場所へ避難

    運転者と同乗者は通行車両に注意しながらガードレールの外など安全な場所に避難。車内は安全ではないため後続車に追突される可能性もあります。

  • Step④
    救助を求める通報

    トラブルの状況に応じて「110番」「道路緊急ダイヤル(♯9910)」「ロードサービス」「JAF」のいずれかで事故や故障状況を通報。


救助を待つ間に心がけてほしいこと

救助が到着するまでの間、心がけてほしいことについてポイントをお伝えしますね。

  1. エンジンを止める: 長時間停車する場合はエンジンを止め燃料を節約
  2. 冷静さを保つ: 自分たちの安全を確保
  3. 暖を取る: 毛布や防寒具を使って体温を維持

周りに他の人がいる場合は、声を掛け合ってお互いに支え合うことが大切。


雪道運転事故の体験談

事故に遭った雪道と似ている画像

わたしが学生時代に遭遇した車の正面衝突事故の体験談です。

通学のため近所の同級生のお母さんが運転する車に乗っていました。

スキー観光客がカーブで追い越しを試みた結果、対向車線の私たちの車と正面衝突。

幸いにも命に別状はありませんでしたが同級生とお母さんは重傷。私は重度のムチウチで完治に10年かかりました。

雪道ではアクセルを踏んでも思ったほど加速しません。路面が滑りやすくタイヤがしっかりとグリップできないためです。

その結果、スピードが出過ぎてしまうと車のコントロールが難しくなり事故を引き起こす原因に。さらに、雪が積もった道路では雪の壁ができ視界が悪くなります。

対向車線の車や突然現れる障害物に対応しきれず衝突のリスクが高まります。雪道での追い越しはとっても危険。


さいごに

冬のドライブ旅や移住先で雪道を運転するときは予定を詰め込みすぎないことが大切です。

時間に余裕をもって出かけると冷静にハンドルを握れます。

雪道運転を安全に走行するにはとにかく慣れるしかありません。

慎重になりすぎても上達しません。必要最低限の知識と準備をして冬のドライブを楽しみましょう!