青森ねぶた祭りは東北三大祭りの中で最も人気があり迫力満点のお祭りには毎年約300万人が青森を訪れます。お祭り期間中はどこも混雑。
そこで地元民から初めての方でも楽しみ方やおすすめ穴場スポット、宿が満室のときの対処法をお届けします。
青森ねぶた祭2025:最新情報
2025年の青森ねぶた祭りに関する最新情報をお届けします。公式サイトでは随時、最新情報がアップデートされていますのでお祭り直前の変更点も逃さずチェックしておきましょう。
準備は早めに!今から計画を立てて日本が誇る伝統の祭典を存分に楽しみましょう。
ダイジェスト動画で見る「ねぶた祭」
まずは知っている方も初めての方も動画を見てねぶた祭りのイメージを体感してください!動画では大きな灯籠(とうろう)の山車が街を練り歩く様子や跳人(はねと)という踊り手たちの元気な姿、そして祭りの華やかさと迫力を映像でお楽しみください。
基本情報|日程・時間・場所
青森ねぶた祭は毎年8月2日から7日まで青森市で開催される東北の代表的な夏祭り。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統的な祭り。
開催日:毎年8月2日から8月7日までの6日間
イベント内容:前夜祭: 8月1日の18:00〜21:00青い海公園の特設ステージ
運行日程
- 8月2日と3日: 子どもねぶたと大型ねぶたが19:00から街巡り
- 8月4日〜6日: 大型ねぶたが運行
- 8月7日(最終日): 賞を受けたねぶたが青森湾を海上パレードと青森花火大会も同時開催
青森ねぶた祭のツアーは観覧席の予約や周辺観光を含むプランが盛りだくさん。人気のツアーはあっという間に満席になるので見つけたらすぐに予約するのがおすすめ!とくに観覧席付きのプランは早い者勝ち!
地元民が教える!ねぶた祭り5つの楽しみ方
青森ねぶた祭りの楽しみ方は2つ。祭りを見物するだけでなく参加することもできます。さらにお祭り以外にも青森の新鮮な魚介類や野菜おいしい郷土料理を楽しむことができます!
限られた時間で最大限に楽しめる厳選スポットを紹介します。
有料観覧席で快適に見る
青森市内の中心で開催されます。ねぶたは車道を走るので見るなら歩道から。ゆっくり楽しみたい方は有料観覧席(2025更新未)がおすすめです。
座ってゆったり近くから見られるのでお子さん連れの方や長時間立っているのが難しい方に最適。
穴場スポット:場所取り攻略法
観覧席がなくても楽しめるのは新町通り沿い。地元の人たちもここに集まり穴場スポット。

この通りは狭いのでねぶたが目の前を通る迫力は格別!細かい装飾や明るい灯りがはっきり見えお囃子や踊り手の声も間近で聞こえる特別な体験ができる場所です。
跳人(ハネト)衣装で参加!
跳人(ハネト)とは、ねぶたの山車に合わせて踊りながら練り歩く参加者のこと。参加は簡単!運行10分前までに現地のハネト団体に加わるだけ。初心者も団体メンバーが丁寧にサポートします。
「ラッセラー」の掛け声と片足2回跳ねの踊りが特徴。見て真似るだけで簡単に覚えられリズムに合わせて体を揺らし「ラッセラー」と声を出せば、すぐに祭りの雰囲気を楽しめます。

衣装は浴衣風の上着と短ズボンでカラフルな飾りが特徴的。衣装はレンタルすることができます。跳人(ハネト)参加方法・衣装予約
ちなみに…ねぶた祭りならではの楽しみ方として化人(バケト)として参加する選択肢も。

奇抜な衣装で祭りを盛り上げる役割。個性的なコスチュームで祭りに溶け込めるため創造性を発揮したい人や目立ちたい人におすすめ。ぜひ地元民と踊って青森文化を直接体感してください!
360度回転ねぶたの迫力!
広い交差点ではねぶたが360度回転する迫力のショー。これはねぶた祭りの見どころの一つで経験豊かな引き手たちの見事な連携プレー。
ねぶた師は一つの作品に多くの物語と細かい工夫を込めています。正面も素晴らしいですが横や後ろ側にも違うデザインや細かい飾りなどねぶたを全方向から見ることで作り手の思いやアイデアをもっと感じることができます。
海上パレードでフィナーレ!
「ねぶた祭り」のフィナーレでは受賞した4台のねぶたが青森港を巡り花火が夏の夜空に打ち上げられる中「海上運行」では陸上とは違う魅力を楽しめます。

夜の海の上を進む迫力あるねぶたと美しい花火が一緒に見られる光景は圧巻!この美しさは写真では伝えきれません。青森ねぶた祭りの中でも多くの人が感動する見逃せない見どころ!
ねぶた祭りだけじゃない!青森穴場観光&グルメ
青森県は本州の一番北にある自然豊かな場所。三方を海に囲まれ東は太平洋、西は日本海、北は津軽海峡があり海岸では潮風を感じながら広大な景色を楽しめます。朝は海に朝日が輝き、昼は青空と海の青さが美しく、夕方は赤く染まる空と海の組み合わせが幻想的。
港でただボーッとするだけでも心が落ち着きます。漁船や海鳥を眺めながら日常を忘れてゆっくりとした時間を過ごせます。これから青森市内の魅力的な場所とグルメを紹介します。
新鮮海鮮!のっけ丼体験
青森駅から徒歩5分の古川市場は、新鮮な海産物がたくさんある人気スポットです。朝早くから地元の人や観光客でにぎわい、新鮮な魚や地元の食材が並んでいます。

「のっけ丼」は青森の名物料理。市場内の好きなお店から好きな具材を選びご飯の上に「のっける」だけの簡単な食べ方が特徴。自分だけの海鮮丼を作る楽しさと新鮮な食材の美味しさを同時に味わえます。
青森観光では、この「のっけ丼」体験を逃さないでください。活気ある市場の雰囲気を楽しみながら地元の新鮮な海の幸を味わえる特別な体験。青森に来たら必ず立ち寄るべき場所。ぜひ「のっけ丼」を食べてみてください。のっけ丼の予習はこちら!
青森県観光物産館アスパム
青森の港町ベイエリアにある青森県観光物産館アスパムは人気の観光スポット。海岸線の近くにあり夕方から夜のライトアップが幻想的。

1階は青森のお土産コーナー。地元のお酒や日本酒、青森りんごのスイーツなど特産品が並んでいます。2階は青森の文化体験スペース。人気は360度3D映像でねぶた祭りが見られるシアター。太鼓の音や掛け声が臨場感たっぷりでまるで本物のお祭りのような体験ができます。
13Fの展望台(地上51m)からは青森市街や港、八甲田山、晴れた日には津軽海峡越しの北海道まで一望できます!
A-FACTORYシードル工房
A-FACTORY シードル工房は青森駅から徒歩2分という便利な場所にあります。ここには飲食店お土産ショップ、青森りんごで作る発泡酒(シードル)の工房がすべて揃っています。観光客も地元の人も大好きな場所。

お店では青森産の新鮮な食材を使った料理がたくさんあります。ハンバーガー、オムライス、そば粉のクレープ(ガレット)など様々なメニューが楽しめます。とくにおすすめは青森りんごをたっぷり使ったアップルパイ!サクサクの生地とジューシーなりんごの組み合わせは最高。
宿不足解消!宿泊対策の攻略&裏技
「ねぶた祭り」には約290万人が訪れます。これは市の人口の10倍に。最近は世界中から人が集まっています。祭りの期間中は市内のホテルや旅館がすべて埋まってしまうため当日に宿を探すことはできません。
8月上旬には青森だけでなく秋田の「竿燈祭り」や仙台の「七夕祭り」といった「東北三大祭り」も同時期に開催され東北地方全体の宿泊施設が混み合います。
旅行会社は祭り開始の6ヶ月前からホテルを予約しツアーを売り出します。良い部屋を取るためには3〜4ヶ月前までに予約することをおすすめ。
「個人や車で行きたい」という方へ予約の裏技や超穴場の施設を紹介します!
キャンセル待ち攻略法
祭り直前でも、実は部屋が空くことがあります。というのも、多くの人が複数のホテルを予約して、後でキャンセルするからです。
諦めずに以下の方法を試してみましょう!
周辺エリアの宿を予約
中心部のホテルがいっぱいでも諦めないでください。人気エリアから少し離れた場所を探すと意外と穴場宿が見つかるかもしれません。
交通の便が少し悪くても祭りの時期には臨時バスが出ていたりタクシーの相乗りが利用できることもあります。
多くの旅行者は市内中心部のホテルのキャンセル待ちをしながら同時に郊外や近くの町の宿も予約しておくという方法を取っています。このように複数の選択肢を持っておくと後から宿泊プランを調整できて便利。

多くの人が前日に現地入り。そうすることでゆったりした旅行ができるだけでなく朝早くから観光を始められるメリットも。
お祭りなどの混雑する時期にはこの方法で宿を確保する観光客が増えています。ぜひ宿泊予約サイトで早めに予約して安心して旅行を楽しみましょう。

民宿連合会サイト:穴場宿
青森県民宿連合会には地元ならではの特色がある民宿が公式登録されています。民宿は温かい家庭的な雰囲気があり長年地元の人や観光客に親しまれています。
注目は大手予約サイトには載っていない穴場の宿も多く掲載されていること。このサイトを使えば混雑している時期でも宿が見つかりやすくなります。料金も手頃なことが多く予算を抑えながら青森の文化や人々の温かさを体験できる宿が見つかるでしょう。
24時間ネットカフェ活用術
市内には24時間営業のネットカフェや漫画喫茶が3件。祭り期間中は宿代わりに使う人も多いです。同じ考えの方が多いので特に夕方以降は混みます。
確実に利用したい場合は早めに行って席を確保しましょう。ネットカフェを使うには身分証明書をお忘れなく。運転免許証やパスポートを必ず持っていきましょう。
あおもり健康ランド:穴場宿泊
ねぶた祭りの期間中に便利な宿泊場所として人気なのがあおもり健康ランドこの施設は休憩所ではなく祭り中の実用的な宿泊スポットとして観光客に人気。新青森駅から徒歩10分と近くアクセスが便利。
温泉や露天風呂があり疲れた体を癒せます。館内のレストランでは青森の郷土料理も。祭りの合間に休むための仮眠スペースもあり。予約すれば個室での宿泊もできます。祭りを楽しんだ後の疲れを取るのに最適な場所。
車中泊スポット活用ガイド
車中泊はねぶた祭りの時によく使われる宿泊方法。ホテルを探す手間がなく遠くから来る観光客の多くが初めから車中泊を計画。
車やレンタカーを用意すればOK。ただし祭り期間中は車中泊できる場所がすぐに埋まるので前もって調べておくことが大切。人気の場所はあっという間に満車に。
ここでは車中泊におすすめの場所を紹介します。ぜひ参考にしてねぶた祭りを思いっきり楽しめるよう準備してください。
スポット名 | 特徴 | おすすめポイント | 注意点 |
道の駅なみおか | アクセス良好・広い駐車スペース | 祭りの後に移動しやすい | 特になし |
CarstayステーションRVパーク | 有料・設備が充実 | 祭りへのアクセス良好。 | 事前予約推奨 |
極楽湯青森店 | 温泉施設併設 | 手頃な料金 | 駐車スペース要確認 |
青森県内オートキャンプ場リスト | 自然豊か | 自然を満喫 | 祭り会場へのアクセス要確認 |
道の駅ゆーさ浅虫 | 青森駅へのアクセス良好 | 電車での移動に便利 | イベント時は車中泊不可の場合あり要確認 |
青森県の海水浴場 | 自然豊か | 海を満喫 | 混雑具合、駐車スペース要確認 |
裏ワザ:レンタカーで車中泊&ねぶた祭宿
車がない場合はどうしたらいいか…。レンタカーを借りて車をお宿代わりにするという方法もあり。じつは宿が取れない「ねぶた祭り」期間中はレンタカーを借りて車中泊する人が増えてます。
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車もないし宿も満室で「ねぶた祭りに行けない」という最悪の場合でも星野リゾート「青森屋」ならいつでも青森ねぶた祭り気分を味わえます!旅館にいるだけで青森を満喫。興味のある方は一休.comサイトをチェックしてみてください。
さいごに

夏祭りのシーズンが近づいています。今から宿の予約状況やイベント情報を調べ始めましょう。人気のお祭りは早めに情報を集めてくださいね。
宿がすでに満室になっていても諦める必要はありません。レンタカーを借りて車中泊したり少し遠い場所から通ったりする方法も。工夫すれば青森の夏祭りを思いっきり楽しめます!