今は1年を通して楽しめるきりたんぽ鍋。
最近ではスーパーでも通年見かけますね。
お取り寄せしたり自宅で手作りしてみたり。ご飯と汁物がひとつになっているから副菜を用意するだけのカンタンレシピ。
この記事では、きりたんぽ鍋を本場の味で堪能する食材や副菜、日本酒を紹介します。お取り寄せきりたんぽ鍋の調理手順も併せてチェックしてみてくださいね。
どうして「きりたんぽ」って言うの?
知ってる方も多いと思いますが、きりたんぽ鍋は秋田県の郷土料理で鶏ガラと調味料で作った汁に炊いたご飯をすり潰したものと野菜を入れた鍋料理。
「きりたんぽ」の名前の由来は串に刺して焼いたご飯が「ガマの穂」に似ていて短い穂の意味で「短穂」から「たんぽ」と呼ばれるようになり「たんぽ」が鍋に入る長さに「切った」ものだからきりたんぽ。小ネタにどうぞ^^
きりたんぽの形に似てる〜
お取り寄せ「きりたんぽ鍋セット」の調理手順
せっかく厳選した食材が届いても、なんとなくの順番で鍋に入れていませんか。素材の特徴を生かした調理手順がありますのでチェックしてみてください。
お家で手作り「きりたんぽ鍋」レシピ
きりたんぽは、ご飯があれば簡単に自宅で手作りできます。時間に余裕のある日にぜひチェレンジしてみてください。
本場秋田の味に欠かせない食材3選(米・比内地鶏・足長せり)
- ・きりたんぽ(モチモチのあきたこまち米)
- ・比内地鶏スープ
- ・足長せり(三関(みつせき)せり)
モチモチ甘いあきたこまち米が合う
「きりたんぽ」は、モチモチとした食感とご飯の甘みや焼いた香ばしさが特徴で醤油ベースの汁との相性が抜群です。この条件を満たしているあきたこまち米が合っています。
商品ページを見るきりたんぽ鍋には秋田県湯沢市の三関せり(みつせきせり)
「きりたんぽ鍋」にかかせないのが長くて根がついたせり。白く長い根の三関せりがおすすめ!三関せりは秋田県湯沢市の伝統野菜です。
湯沢市の三関地域は山からの豊富な水があるので質の良いせりが育ち。特に寒冷地のせりは、ゆっくり成長するため寒くなると葉茎より根が伸びます(足長せり)収穫後は徹底した洗浄を行うため根まで食べられるセリとして市場に流通されます。
根は時間が経つと色がついて来るため鮮度を維持できる秋田県内と一部首都圏のデパートや秋田県のアンテナショップなどで販売されています。(販路が徐々に増えています)
鍋以外でも人気です^^
🌱セリをサラダに混ぜて
🌱冷たい麺の薬味として
🌱セリのおひたし
🌱セリ鍋でも
きりたんぽ鍋には比内地鶏スープで決まり
日本を代表する地鶏に「秋田県の比内地鶏」「愛知県の名古屋コーチン」「鹿児島の薩摩地鶏」が知られていますね。
秋田県の比内地鶏の肉質は余分な脂肪がなく適度な歯ごたえがあり噛むほどコクと香りを楽しめます。比内地鶏からとったダシに醤油やお酒などを加えて味付けし旨み成分のある調味料を調合。
こだわらない方は家にある、めんつゆでもかまいませんが、ごはんや野菜に浸る旨みとコクが半減してしまいます。きりたんぽ鍋には比内地鶏スープがおすすめです。
比内地鶏が手に入らない…という方はお取り寄せ
きりたんぽ鍋の副菜は「いぶりがっこ」と「ナタ漬け」で決まり!
いぶりがっこ
秋田県内の小料理屋では、きりたんぽ鍋には、いぶりがっこが必ずって言っていいほど付いてきます。鍋というか…日本酒のおつまみに合いますね^^
ナタ漬け
ナタ漬けって何?という方へ秋田の隠れ名物の漬物を紹介しますね。乱切りした大根の麹漬けで東京のべったら漬けに味が似ています。
甘すぎず、しょっぱすぎず最高に美味しい!ナタで大根を切っているからナタ漬け…呑んべえ泣かせの漬物で日本酒が進みますから要注意ですよ。
きりたんぽ鍋に合う日本酒2選
きりたんぽ鍋に合わせる日本酒は辛口や爽酒系がおすすめ。辛口の日本酒は、きりたんぽ鍋のコクと旨みを引き立てスッキリと爽やかにしてくれます。
いろいろ試してみて自分好みの日本酒を見つけるのも楽しいかもしれませんね!
きりたんぽ鍋に合う日本酒を紹介します。
純米大吟醸 ゆきの美人
柔らかな甘味と落ち着いた香りを感じながら後味はさっぱりとして味わいです。
山廃純米 雪の茅舎【ゆきのぼうしゃ】
適度な酸味があってコクと旨みがあり舌触りも滑らか。
全国新酒鑑評会で平成に入ってから13回の金賞受賞歴を持つ実力派の酒蔵です。
日本酒が苦手な方はフルーティー味もあります
人気のフルーティー・ピンク!
こちらは“ピンクラベル”との愛称で呼ばれることもあります。純米吟醸の無濾過・無加水・火入れなしの本生バージョン。
ほんのりとイチゴを思わせるような爽やかで可憐な香り。味わいはフレッシュな甘酸っぱさとお米の旨味をしっかりと感じますよ。後味はスッキリと軽快で醤油だし鍋にピッタリ。
さいごに
きりたんぽ鍋だけでも、もちろん美味しいですが副菜やお酒の組み合わせ次第で自宅に居ながら郷土料理を現地で味わっているような気分になります。
秋冬だけではなく春〜初夏の肌寒い季節の変わり目にきりたんぽ鍋を楽しんでみてくださいね。