会社員を辞めてフリーランスになるのは人生の大きな決断ですね。ワクワクする一方で不安もつきもの。でもしっかり準備をすれば一歩を踏み出すことができます。
私は3年前にフリーランスに。もちろん大変なこともありますが良い選択でした!
私がフリーランスになる前に準備したことや後悔、失敗談などを共有していきます。少しでもお役に立てればと思います。
【マインド】フリーランスの土台作り3選
フリーランスになってから痛感していることは知識やスキル、仕事獲得よりも自分を知ることがむずかしいということでした。
はじめに、自分のマインドの土台となる方法を3つ紹介します。
- 自分の棚卸(スキル・経験)を書き出す
- フリーランスで働いている人から話を聞く
- 頑張っている自分を労う
マインド①自分の棚卸(スキル・経験)を書き出す
フリーランスになることを考えているなら自分自身の「棚卸」することをおすすめ。自分のこれまでの経験や出来事、身についたスキルなどを詳細に書き出し自分年表を作ってみてはいかがでしょうか。
過去の振り返りだけでなく将来の目標設定にも役立つツールになります。
自信を失ったときや迷ったとき「こんなこともできるんだ!」と思い出し、新たな可能性を見つけるきっかけに。自分では普通と感じていたことも市場では強力な武器になることも。
マインド②フリーランスで働いている人から話を聞く
フリーランスについては良い面ばかりが強調されることが多いですよね。書籍やインターネット、YouTubeには経験者からの情報が溢れています。
その中には信じてはいけない情報もいっぱい。たとえば「月に100万円稼げる」「1日たった2時間で1万円稼げる」など。結果がでるには数年かかります。すぐに成果が出たとしても一過性のものがほとんど。
直接、フリーランスで働いている方の体験談を聞くのがいちばん現実的。フリーランスのデメリットも理解しておくことをおすすめします。
マインド③頑張っている自分を労う
自分自身の努力を認めて自分を労うことはとても大切。たくさんの小さな目標を立て達成したときは自分を褒めて労うことを忘れないでくださいね。
たとえば、プチ旅行を企画したり、ちょっと贅沢な食事を楽しんだり。達成感を感じてさらに活力を得ることができます。
たくさんの小さな達成感を味わうことでモチベーションを保ち仕事に取り組む力が湧いてきます。
【退職12ヶ月前】フリーランスとしてのプラニング
会社員のうちに事前に対策しておくことをいくつか紹介します。
生活の基盤を整える対策
フリーランス生活を支えるお金や契約の対策です。
まず、生活費の大半を占めている固定費の見直しを行います。収入より出ていくお金を少なくしてフリーランス活動に必要な資金を増やしましょう。
次に生活費の確保。
フリーランスになるためには一定期間の生活費を確保しておきましょう。ビジネスが軌道に乗るまでの時間を見越して半年間ぐらい無収入でも暮らしていける貯金が理想。
さらに審査や契約が必要な手続きも会社員のうちに済ませておくこをおすすめ。フリーランスになると収入が不安定に。それが原因で審査が通りにくい可能性があります。
「保険チャンネル」に興味のある方はこちらの記事に詳細があります。
情報収集:フリーランス成功への近道
最初は書籍やブログ、YouTubeなどの情報でフリーランスや自分が挑戦する分野のイメージ作り。同じ道を歩んで成功している人を見つける。
成功者のストーリーは自分がどのように進むべきかのヒントを教えてくれます。遠回りしない成功法のひとつ。
セミナー・イベント参加:業界の最新情報を収集
セミナーやイベントへの参加は業界の最新情報をキャッチするのにとても効果的。業界の仲間との交流の場にも。
参加者同士で知識や経験を共有することで、お互いのビジネスを向上させることも期待できます。
読書:知識を深め視野を広げる
知識を深め体系的に学ぶにはやっぱり読書。理解を深める強力なツールです。
本は専門家や経験豊富な著者によって書かれテーマごとに情報がきちんと整理されています。断片的な情報をランダムに学ぶよりも深い理解を得るためにはとても効果的。
お金の知識を深める
フリーランスとして独立するためにはお金について深く知ることが大切。収支の管理方法や節税のコツなどは安定したフリーランス生活を送るためには欠かせないステップです。
Amazonでお金の勉強になる本を探すスキルアップ:フリーランスとしての武器を磨く
フリーランスとしての成功は「自己啓発」と「スキルアップ」が鍵。自分の能力を引き出し市場で競争力を保つにはスキルを磨き続けることが大切です。
フリーランスとしてのキャリアアップに役立つ具体的な方法を紹介します。
資格取得:専門性を高めて差別化
資格は専門性がある証。他の競争相手から一歩抜きに出るための強力な武器に。クライアントからの信頼も得やすくなります。
さらに高額な報酬を狙うための土台にも。自分のキャリアにフィットする資格を取得して専門知識を証明することを考えてみてはいかがでしょうか。
オンライン講座:最新のスキルを習得
オンラインには新しいスキルを学ぶための講座がたくさんあります。
最初から高額な講座や商材を購入する人がいます。講師の教え方やテキストが合わない場合のリスクを考えて単発講座から始めてみてはいかがでしょうか。
講師のレベルが好評なストアカがおすすめ。
【退職6ヶ月前】デモフリーランスをスタートさせる
知識だけを詰め込むのではなくアウトプットや実践を通じて学びましょう。
副業として案件を受注する
フリーランスとして成功するためには最初にクラウドソーシングサービスなどのプラットフォームで小さな案件からスタートするのがおすすめ。
完璧じゃなくていい。自分のスキルを実践を通じて磨いていく。知り合いや友人にもどんどん声をかけて仕事をもらいましょう。
フリーランスの初期段階では、スキルと経験を証明する実績がとても大切。小さな案件から始めて徐々に大きな案件に挑戦し自分の実績を積み上げていくことをおすすめします。
人気のクラウドワークスやココナラで気軽にチャレンジしてみましょう。
ポートフォリオを作成する
「まだ実績が十分じゃないしポートフォリオを作るのは早すぎ…」と思っていませんか。ポートフォリオは初めから完璧である必要はありません。
新しいスキルを身につけたり実績が増えるごとに更新していきます。過去の実績やスキルを一箇所にまとめておくことで案件応募も効率的に進められます。
フリーランスになってから最初の手続きを押さえておく
フリーランスになると多くの手続きが必要になります。とくに以下の4つは重要なので早い段階から要点を押さえておくことをおすすめ。
こちらの優先順位で調べるのがおすすめ
- 制度の概要:厚生労働省や国税局のホームページ
- 書式、提出方法、期限:自治体ホームページ
- 制度の具体的な理解:ネット記事(補完的)に活用
退職前に制度の概要を理解して具体的な手続き方法を自治体のホームページをチェック。省庁の解説を理解するためにネット記事で補完的に参考にすることをおすすめ。
「いつまでに」
「何をするのか」
「しないときのリスク」
以上の3点をポイントに確認してくださいね。
例:国民健康保険の切り替え(退職後14日以内)
例:国民年金の切り替え(退職後20日以内)
国民年金の手続き
国民健康保険制度の手続き
都道府県自治体ホームページ
国税庁ホームページ
開業届は所得に関係なく所得控除額が増え節税効果があります!
【退職3ヶ月前】退職へ向けた準備
退職の意思を上司に伝えましょう。いよいよ会社を辞めるという意思を示す大切な一歩です。
退職のタイミングについて上司と一緒に考えましょう。具体的な退職日を設定することで次のステップの準備に着手でき会社も後任を探せます。
あとは引き継ぎの準備を開始!後任がスムーズに仕事を引き継げるようにしましょう。会社の業務が中断することなく続けられるようにすることも大事な任務。
退職金やボーナスは会社員生活の勲章!これまで長く会社に貢献した報酬として賢く受け取るよう退職日を設定しましょうね。
事業計画や日々のタイムスケジュールを決めておく
この時期にフリーランスの事業計画の作成をおすすめします。副業からの収入を把握しているため現実的な計画が立てやすいでしょう。
最初の目標設定が高すぎたり、あるいは低すぎることも。経験を積み重ねることで売上や経費を把握し計画の見直しにも慣れてきます。
事業計画は目標を見失わないための支え。
日々のタイムスケジュールも事前に設定しておきましょう。仕事とプライベートのバランスはとても大切。散歩やヨガ、ジム、読書、手帳時間など仕事以外のルーティンも入れることをおすすめ。
快適な仕事環境を用意する
自宅で仕事をする場合は
を整えておくことをおすすめします。
必要なのは安定した通信環境や快適な作業スペース。長時間働くときは腰痛予防のチェアや照明も重要。近くのカフェやコワーキングスペースの情報を集めておくと別の作業場所として使えるから便利です。
【退職日】感謝の気持ちで最終出勤
最終勤務日はサラリーマン生活を締めくくる日。最後に感謝の気持ちを伝えます。
自分の業務を支えてくれたすべての人たちへの感謝日でもあります。
会社から受け取る書類も忘れずに。退職後に自宅に送付されると思いますが念のため確認しておきましょう。
退職後の書類の問い合わせ先の電話番号を控えておくといいですよ。
【退職後】挑戦へのはじまり
ここからが具体的な手続きの開始となります。記事上段のフリーランスになってから最初の手続きを押さえておくで調べた書類を期限内に提出しましょう。
会社によって離職票や証明書関連の書類が遅れるケースや書類の不備で手続きが滞る可能性も。予想しないトラブルが発生しても対応できるよう日数に余裕をもって行動することをおすすめします。
ひとまず公的な手続きを完了させ、その後は少しず独立に必要なものを用意していきましょう。
さいごに
「フリーランスの準備」について説明してきました。事前に準備しておくとフリーランスになってから慌てることなくスムーズに進めることができます。
「フリーランスになった後のことは、退職後に考える」という方も多いのも事実。フリーランスとして働くと仕事や生活環境が会社員時代と大きく変わり初めての事務手続きなど未経験のことが増えます。
可能な限り準備を整えて新たな生活を迎えましょう!
\会社員とフリーランスの生活の違いや変化を本音でぶっちゃけてマス/