フリーランスになりたいけれど収入が不安定で踏み込む勇気がないと思っている方が多いのではないでしょうか。
わたしは、フリーランスとしてライターとブログ運営を始めて1年が経過しました。会社員時代と比べると収入は半分以下に激減。でも、とても満たさる日々を過ごしてます。
実際に会社員からフリーランスになると生活がどのように変化するのかフリーランス1年目の実態を紹介します。
生活スタイルの変化
フリーランスになってからは、自分で働く場所を選び自分で時間を管理する自由があります。これは私にとって大きな変化でした。フリーランスとしての最大の魅力の一つ。
会社員時代とフリーランスの1日のスケジュールを比較してみました。
会社員時代の1日の過ごし方
会社員時代は時間に追われる日々でしたね。
- 5:00起床・朝食・ニュースチェック・身支度
- 6:30家を出る
- 8:00会社近くのカフェで手帳タイム・資料チェック
- 9:00始業
- 18:00終業
- 19:30帰宅
- 20:00夕食・翌日のお弁当作り
- 21:00入浴
- 22:00自由時間・録画番組やYouTubeの視聴
- 23:30就寝
会社員なら、あたり前のスケジュールですが正直…もうできないと思います。
フリーランスの1日の過ごし方
通勤がないと時間を有意義に使えますね。朝もスッキリ目覚めます。それに食生活の重要さに気付き、栄養のバランスを考えて食事をとるようになりました。
- 4:30起床・モーニングコーヒー・情報収集
- 5:00タスク・メールチェック
- 5:30仕事
- 8:00朝食
- 9:00仕事
- 12:00ランチ
- 13:00外出してリサーチ・勉強
カフェやフリースペースで作業。帰りに食材の買い出し
- 16:00帰宅・入浴
- 17:00夕食準備
- 18:00夕食
- 19:00読書・勉強・自由時間
- 22:00就寝
フリーランスになってからすっかり朝型人間に。午前中に仕事に集中して午後からフリー。1年目は仕事量も少なめで自己啓発など将来への投資時間が多かったような気がします。
フリーランスになって良かったこと
フリーランスとして働くメリットは、自分らしさを活かした働き方ができること。努力が直接成果に結びつく喜びを感じたり、生きがいを見つける機会が増えたことです。
- 働く時間や場所が自由に選べる
- 人間関係のストレスから解放される
- 収入アップは自分次第
- 定年がない
- 得意なことや興味があることで仕事ができる
- 仕事する人を選べる
それぞれ詳しくお伝えします。
働く時間や場所が自由に選べる
家にこもってばかりでは飽きてくるのでカフェや図書館で仕事してます。ワーケーションにも興味があって旅しながら働くってどんな感じなのか今からワクワク。
わたしの場合、会社員時代と同じ土日を休みに設定。平日の午前中は頭を使う作業(構成案や執筆)午後は集中が切れるのでリサーチやSNS、ブログ、note、勉強することが多いです。
フリーランス1年目は週末も、つい仕事モードになりがち。平日の仕事を頑張るために休日は完全休業に。きちんと休むことの大切さを実感。
1日6時間仕事する。それ以上はパソコンを開きません。疲労がたまって体調を壊しますからね。
人間関係のストレスから解放される
会社員は、苦手な人とも仕事をしなければならないことがありますよね。威圧的でクセのある上司や天気屋の先輩に振り回されたり。
フリーランスの場合も、クライアントがいるので人と関わることが無くなるわけではありません。でも会社員ほど、深い人間関係に巻き込まれることはないので気が楽です。
いっしょに仕事したいと思える人としか関わらないようにしています。いくら仕事の単価が高くても精神的に負担がある仕事や人とは距離をおきます。
収入アップは自分次第
会社員の場合、月給を上げる難易度が高いですよね。年1回の昇給に合わせて必死で面談シートに自己アピールを書いて上司や人事部から評価を受ける。
結局は、会社の業績が悪ければ、自分がいくら成果を出しても還元されない。
フリーランスの場合、収入は自分の努力に比例します。会社員時代の業務をフリーランスとして受けると時給単価が倍になることも知りました。
定年がない
会社に勤めていれば定年があります。自分では、まだまだ働ける、働きたいと思っても決められた年齢になれば定年退職が待っている。
定年後の再雇用制度が充実している企業も増えていますが、労働条件が変わり勤務形態、仕事内容、給料に制限がかかります。
まだまだ働けるのに年齢制限があるのは残念ですね。フリーランスには定年はありません。働き方をセーブするかどうかは自分次第。
得意なことや興味があることで仕事ができる
会社員は、与えられた仕事に対して報酬を受け取り会社の方針に従ってキャリアを形成します。一方、フリーランスは自分の得意な分野や興味のある仕事を選んで働くことができます。
「やらされ感」ではなく、自身がやりたい仕事に喜びや達成感を見出すことが可能。覚えることが多く難しい面もありますが、自分の興味のある分野の仕事は困難も楽しいと感じます。
周りに、急いでいる人やイライラしている人がいないから常に心が安定
もちろん楽しいことばかりじゃないフリーランス
フリーランスのデメリットは経済的なリスクですね。定期的な収入が保証されず収益は自分のスキルや仕事量に直結。
さらに、社会的信用が低いため賃貸契約やクレジットカードの申し込みがスムーズに進むとは限りませんし、自分で収支や税金関係を全て管理するので仕組みを理解することが求められます。
フリーランスだけではないですが税金が生活を圧迫。
それぞれ詳しくお伝えします。
収入が不安定
フリーランスの収入は、長期契約がないと不安定になりますね。長期契約をゲットすると安定感が出てきますが、初心者のうちは単発案件が多め。
自分で仕事を探して納品して報酬を得るので、働けなかった月は収入が少なく、多く働いた月は収入が増える。自分のペースで働けるのは魅力的ですが、固定給ではないので不安を感じることが多いです。
でもちょっと思うのですが…
フリーランスと会社員、それぞれには異なるメリットとデメリットがあります。フリーランスが不安定で会社員が安定しているというのは過去の話。
デジタル化やAIの進化で、企業は人件費の削減や若い世代の取り込みを強化していますよね。賃金の上昇や人材獲得競争も行われていますが、業界によっては企業の体力が尽きて人員整理が行われることも。
大手企業だからといって安心できるわけではない。結局のところ会社員でも完全な安定というものは存在しないと実感しています。
社会的信頼が低い
フリーランスとして働くと社会的な信頼が低下すると言われています。今後、ローンや賃貸物件の審査が難しくなる可能性が。年収が安定していても企業に所属していないというだけで信用の証明が難しいようです。テレビで活躍しているタレントもカード審査に落ちたと話してますよね。
でも、フリーランス市場の拡大を受けて、これらの課題を解決する動きも加速。フリーランス専用のクレジットカードやフリーランスが加入できる協会、法改正など多様なサービスや制度が整備されてきています。
これらをうまく利用して、不便さを解消していきたいです。
税金・社会保険料がかなりの負担に
健康保険、厚生年金は会社が半額分負担してくれていましたが、フリーランスの場合は全額、自己負担。わかっていたつもりでも実際に出ていくお金を見ると、フリーランスの支出が多すぎて驚いています。
会社員からフリーランスへ転向をする時は、社会保険料の試算も重要。社会保険制度の仕組みなど理解することが大切です。
自分の取り扱いがむずかしい
フリーランスとして働き始めてから、私が最も苦労していることは自分自身の取り扱いかもしれません。どうしてもやる気が起こらないときや、集中力が続かない、オンオフの切り替え、気分転換方法など今も模索中です。
自分を高く見積もって応募しても断られてモチベーションが下がったり。自分の価値をしっかりと理解して適切に評価する能力が求められます。
フリーランスとして成功するためには、自分のスキルと時間を最大限に活用して自分が市場でどの位置にいるのかを見極めることが大切なんです。
誰も管理してくれないので、自分をコントロールできないと生活が崩壊してきます。
集中力が切れる・どうしてもやる気がおこらないとき
自分の機嫌の取り方を紹介します
フリーランスは自分を知ることから始まりました。
自分がどんな時にスイッチが入るのか、どんな手順で仕事に入ると集中するのかを試して失敗して。また試しての繰り返し。
どうしてもやる気が起きないときは諦めて休みにします。無理してやっても頭が働かなくて仕事が進みませんでした。
不安な時は仲間との繋がりでモチベーションを維持
ちょっと落ち込んで「もうダメかも」って思った時には、自分が実現したい未来の暮らしを描いた「夢ノート」を開いたり、成功しているフリーランスのSNSを見て元気をもらってます。
辛い経験から生まれた心に響くコメントに励まされ、みんなも初めは同じだったんだ…と思って、元気を取り戻しています!
さいごに いろいろあるけどフリーランスになってよかった!
フリーランスという働き方を選ぶと1年目はどのような生活になるのか、どんな現実が待っているのか私の体験を紹介しました。
どんな仕事でも、最初は不安がありますよね。一歩ずつ進むしかありません。
フリーランスの1年目は収入が少なく辛い時期を過ごしましたが、長期的に考えると早めにフリーランスに転向して良かったと思っています!ストレスから解放され、自分らしくリラックスしながら仕事ができてます。
自分で稼ぐという生き方を始め、成功と失敗の繰り返し。でもそれが自立するために大切なプロセスと考えられるようになりました。
フリーランスに転向するなら早いほうがおすすめ。フリーランス1年目の感想が少しでも参考になればと思います。