「雪道の運転、本当に怖い…」 「もし滑ったらどうしよう…」 「旅行で雪国に行くんだけど何に気をつければいいの?」冬が近づくと不安でいっぱいになりますよね。
じつは私、雪国・秋田で生まれ育ったのですが就職で地元を離れ20年ぶりにUターンしてきました。
戻ってきた当初、雪道運転は怖くて。「昔は普通に運転してたのに…」なんてすっかり初心者モード。
そこから4年間、地元のベテランドライバーやガソリンスタンドの店員さん、自動車学校の教官にまで話を聞き自分でも毎日運転して改めて「雪国で安全に運転する知恵」を学び直しました。
この記事ではかつての私と同じように雪道に不安を抱える初心者の方に向けて私が集めた知識と経験を全部詰め込みました!
この記事を読めば
が具体的に分かります。怖いという気持ちは安全運転への第一歩。正しい準備と知識があれば雪道は乗り越えられます。確認していきましょう!
【準備編】これで安心!雪道を走る前に絶対にやるべきこと

雪道運転って走り出す前の「準備」が8割なんですよね。走り始めてから「あ、やばい」と思ってももう手遅れ。
地元のベテランドライバーたちが口を揃えて言うのが「道具や装備をケチるな」「準備を怠るな」ということ。
厳しい冬を何十年も乗り越えてきた経験から生まれた雪国ならではの生活の知恵。
最重要!足回りの準備(スタッドレス or チェーン)
まずは車の足元から。夏タイヤで雪道を走るのは、ツルツルの革靴でスケートリンクを歩くようなもの。絶対にやめましょう。
①スタッドレスタイヤへの交換 これはもう必須中の必須。雪国では「冬用タイヤに替える」は季節の挨拶みたいなもの。
スタッドレスタイヤは低温でも硬くならない特殊なゴムと雪や氷をしっかり掴む深い溝が特徴。雪道だけでなく凍結した「アイスバーン」でも性能を発揮してくれます。


②タイヤチェーンは必要? 「スタッドレスタイヤを履いていればチェーンはいらないんじゃない?」と思いますよね。
基本的にはスタッドレスだけでOKな道が多いですが以下のような場合はチェーンが必要になります。
バッテリーもチェック!冬に強いクルマにする方法
気温が下がるとバッテリーの性能が低下し電気を蓄える力が弱まります。
「エンジンがかからない!」というトラブルも。エンジン音が弱っていたらバッテリー低下のサイン。バッテリー寿命は2~3年です!
冬道装備が間に合わない場合はレンタカーという選択肢も
レンタカーは冬にスタッドレスタイヤに交換済みでタイヤ交換の手間がなく便利。ウォッシャー液も補充済みで安心。
会社によってはスタッドレスがオプションの場合があるので予約時に確認を。
タイヤチェーンもオプションで付けられる場合があります。レンタカー利用の注意点はスタッドレスタイヤの溝の深さが新品の50%以下にすり減っていないか確認しましょう。
車に積んでおきたい「冬の装備リスト10選」
これも地元の常識!万が一に備えて冬の間はこれらのアイテムを車に積んでおきましょう。
出発前の車両チェックと正しい雪下ろし
いよいよ出発!…の前に最後の確認です。
スマホに登録しておきたいリンク集
万がいちに備えて加入している自動車保険のロードサービスの連絡先やJAFの連絡先、ガソリンスタンド情報もスマホに登録しておきましょう。
ウェザーニュース「ドライブリスク予報」路面の凍結や積雪、吹雪や地吹雪による視界不良をピンポイントで予測。
国土交通省 公式「おしえて!雪ナビ」目的地の気象・交通状況を事前に把握。
NEXCO東日本が運営するWebサイト「ドラとら」リアルタイムの道路交通情報、ライブカメラで路面状況の確認。
目的地の道路情報をチェックして雨や雪、凍結、視界不良、強風などの危険性をドライブルートで確認を忘れずに。
【実践・運転編】急ハンドル・急ブレーキは禁物!雪道運転7つのコツ

準備が完璧なら次は運転です。雪道運転の合言葉は「急のつく操作はしない」これだけ覚えておけば格段に安全に。
【トラブル対策編】もしもの時に!落ち着いて対処する方法

どんなに気をつけていてもトラブルは起こるもの。でも対処法を知っていればパニックにならずに済みます。
ケース1:車が滑った(スリップした!)
「あっ!」と思った瞬間、頭がまっ白に。緊張でハンドルを握る手にもぐっと力がこもってしまいます。
そんな危険を察知した瞬間に、ここで絶対にやってはいけないのが「急ブレーキ」を踏むこと。
頭では分かっていても実際にとっさの判断でこれを避けられた試しがありません…でもいざというときは思い出してください。
- アクセルから足を離す
- ハンドルで立て直す:(車の「お尻」が流れた方向と同じ方向にハンドルを切る)
- ABSを信じる:最近の車はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備。
ケース2:雪で動けなくなった(スタックした!)
タイヤが雪にはまって空転…。これも焦ります。
- ハンドルをまっすぐにする:まずはタイヤを直進状態に戻します。
- ゆっくり前後に揺らす:「前進」「バック」をゆっくり繰り返し脱出を試みる。
- タイヤ周りの雪をかく:タイヤの進行方向の雪をかき出します。
- グリップさせる:脱出マットやなければ車のフロアマットをタイヤの下に敷き込みます。タイヤが地面を掴むきっかけを作ります。
- 優しくアクセルを踏む:空転しないようにそーっとアクセルを踏んでみましょう。
ケース3:立ち往生してしまった!
大雪や事故で何時間も車列が動かない…。これは命に関わる事態です。ガソリンスタンドの店長さんが「これだけは覚えておいて」と教えてくれた命を守る行動です。
- Step①ハザードランプ点滅
ハザードランプ、発炎筒、停止表示器材を使用して後続車に合図し安全措置を行う。
- Step②直後は周囲を歩き回らない
事故や故障で停止した場合は本線や路肩を歩かないよう注意。停止した車の運転者や同乗者が後方から来る車にはねられる事故が多発。
- Step③安全な場所へ避難
運転者と同乗者は通行車両に注意しながらガードレールの外など安全な場所に避難。車内は安全ではないため後続車に追突される可能性もあります。
- Step④救助を求める通報
トラブルの状況に応じて「110番」「道路緊急ダイヤル(♯9910)」「ロードサービス」「JAF」のいずれかで事故や故障状況を通報。
状況を知らせ安全確保:ハザードランプを点灯し可能であれば停止表示板を車の後方に置きます。追突される危険があるので車内にずっといるのではなくガードレールの外など安全な場所に一時的に避難することも考えましょう。
マフラー周りをこまめに除雪!:これは絶対に忘れないでください! マフラーの出口が雪で塞がれると排気ガスが車内に逆流してきて一酸化炭素中毒に陥ります。気づかないうちに意識を失うこともある本当に恐ろしい状態。30分~1時間に1回は確認・除雪を。
救助を要請する:自力での脱出が無理そうなら迷わず助けを呼びましょう。JAFのロードサービスや加入している自動車保険のロードサービスに連絡。
体温維持と燃料節約:エンジンをつけっぱなしにするのはガソリンの消耗が激しいです。暖房は「車内が寒くなったらつける」を繰り返しブランケットや防寒着で体温を保ちます。燃料計の残量には常に気を配りましょう。
ケース4:前が見えない!ホワイトアウトに遭遇

ホワイトアウトとは激しい降雪や吹雪で舞い上がった雪が視界を真っ白に覆い尽くしてしまう危険な現象。前方はおろか周囲の状況もほとんど見えなくなります。
こんな状態で運転を続けるのは自分だけでなく他のドライバーや歩行者の命も危険にさらす行為。
前方が白く霞んできたと感じたら無理せず速やかに最寄りのコンビニや道の駅、パーキングエリアなどに車を停めて吹雪が収まるまで待機。これが最善の判断です。

雪道運転のノウハウ動画で雪道太郎さんが解りやすく解説されてます。イメージトレーニングにぜひ!
雪道運転が怖い人の心構え

周囲を走る他の車のスピードに合わせなきゃ…というプレッシャー、ありますよね。本当はもっとゆっくり走りたいのに、ついつい無理をしてしまう。
そんな時こそ焦らず冷静にまず先頭を譲ること。先頭走行は焦りを招きスピード超過しがち。
初心者は先頭を譲り先行車両のライトを頼りに安定した運転と十分な車間距離を確保。
さらに通常の2倍以上の車間距離を確保して、前車の急ブレーキに備えましょう。
経験した雪道事故の体験談

わたしが学生時代に遭遇した車の正面衝突事故の体験談です。
通学のため同級生のお母さんの車に毎日乗せていただいていました。ある日、雪道でスキー観光客の車がカーブで無理な追い越しを試み対向車線の私たちの車と正面衝突。
命に別状はなかったものの同級生とそのお母さんは顔面を数針縫う重傷、私も重度のムチウチ症となり完治に10年かかりました。
雪道では路面が凍結しタイヤが滑りやすいため思うように加速しません。
スピードが出過ぎると制動距離が延びハンドルを切っても横滑りして車のコントロールが困難に。
道の両側に積もった雪が視界を遮り対向車や歩行者への対応が遅れ衝突リスクが高まります。雪道での追い越しは本当に危険。
さいごに|大切なのは「時間と心の余裕」

雪道運転は最初は誰もが不安を感じるもの。でもこの記事でお伝えした準備と心構えがあればきっと大丈夫。
いちばん大切なのは焦らないこと。時間に余裕を持って出かけ自分のペースで運転しましょう。「遅れても仕方ない」そんな気持ちの余裕が安全運転につながります。
最初は怖くても無理のない範囲で少しずつ雪道に慣れていってください。
冬のドライブは雪景色を楽しむ絶好のチャンス!しっかりと対策をして冬の観光地を楽しんでくださいね!
