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フリーランス「面接キープ」に振り回されない!元人事が教える不誠実なクライアントの見極めと自衛術

働き方を整える
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「面談の手応えはバッチリ。あとは返信を待つだけ!」そう思ってカレンダーを空けて待っていたのに1週間経っても音沙汰なし。

こちらから連絡しても「社内で検討中です」のひと言。 結局、そのままフェードアウト……。

私も現役フリーランスとして何度もこの「放置」を経験。かなり大きなプロジェクトの最終面談で「ぜひ、お願いしたい方向です」とまで言われ嬉しくて他の案件をすべてお断りして準備していました。

……ところが、そこからパッタリ。 1週間、2週間。スマホが鳴るたびにドキッとしてメールボックスを何度もリロードする毎日。

結局、3週間後に届いたのは「今回は見送りで」というたった1行の定型文でした。

「面接キープ(選考放置)」あの「待っている時間」のモヤモヤ本当に削られます。

「あっちが決まるかもしれないし……」とチャンスを逃してしまう目に見えない「機会損失」の痛さ。

でも「私のスキルが足りなかったのかな?」「何か失礼なこと言ったかな?」なんて自分を責める必要はありません。

今回は人事歴15年の「裏側」を知る視点と労働相談員としての「法律」の視点、そして現役フリーランスとしての「共感」を込めて放置される理由とその対策をお伝えします。

もう不誠実なクライアント対応に振り回されるのは終わりにしましょう。

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【元人事の裏話】なぜクライアントは応募者を「キープ」するのか?

人事として15年、数えきれないほどの採用現場に立ち会ってきました。

正直に言います。発注側がフリーランスを「放置」するとき、そこには大きく分けて3つ「だらしなすぎる本音」が隠れています。

パターンA:社内調整の「迷子」

担当者は「この人にお願いしたい!」と思っていても上層部の決裁が止まっているパターン。

「今のタイミングで外注していいんだっけ?」「予算の出どころは?」 現場と経営層の温度差にフリーランスが巻き込まれている状態。 これ組織としてはかなり「イケてない」サインです。

パターンB:残酷な「滑り止め」

「もっと安い人、もっとスキルのある人が現れるかも……」と比較検討のキープ枠に入れられているパターン。

失礼極まりない話ですがフリーランスを「パートナー」ではなく「パーツ(部品)」として見ているクライアントに多い傾向。

私自身が「面談キープ」を肌で感じた実体験をお話しします。 一見すると丁寧で前向きな言葉でも、こちらの時間や優先順位を軽く扱っているケースがあるので同じ状況になったときの判断材料にしてみてください。

すでに別の方の採用が決まっていたのに不採用だった私を面談に誘ってくるクライアントがいました。

しかも面談直前まで合否を知らせず、いかにも選考面接であるかのような設定。面談中に「もう他の方に決まりました」と告げたうえで「せっかくご縁があったので一度お話ししませんか?」と言ってきたんです。

こちらとしては「え、決まったならもう必要ないのでは?」と心の中でツッコミつつも相手の言葉尻に妙な「保険」の匂いを感じました。

要するに今は別の候補で進めるけれど万が一うまくいかなかったときのために会っておいて「使えそうなら控えに置いておきたい」という意図が透けて見えたんですよね。

表面上は丁寧な言葉なのに、こちらの時間や優先順位への配慮がほとんどない。だから余計に「面談キープ」っぽさがぷんぷんして後味が悪かったです。

パターンC:単なる「タスク管理漏れ」

悲しいかな…これがいちばん多いかもしれません。「応募者に面接結果を通知しないと…」と思いつつ目の前の業務に追われて忘れている。

フリーランスの「待っている時間の重み」を想像できてない。

人事の目から見れば放置は「組織のマネジメント能力の欠如」そのもの。

相手の仕事の仕方が未熟なだけ。そう割り切ってください。関わらないでよかったんです。

【法律の視点】「返信なし」はイエローカード!新法で変わる常識

「まだ契約前だし放置されても文句は言えないよね……」 いえいえ、そんな弱気にならなくていいんです。

2024年11月に施行された「フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)」この法律の根底にあるのは「取引の適正化」です。

正式な契約書を交わす前であっても募集条件と著しく違う対応をしたり不当に返信を遅らせて拘束したりすることは健全な取引とは言えません。

労働相談員として多くのトラブルを見てきて思うのは「契約前の対応がルーズなクライアントは後のトラブル予備軍」だということ。

  • 「言った・言わない」の言い合い
  • 納品後の報酬未払い
  • 無理な修正依頼の連発

面談後の放置は、そのクライアントが持つ「不誠実さ」の氷山の一角。

「返信がない」というのは、あなたを守るための「このクライアントはやめておけ!」という強力なアラートなんです。

トラブルから身を守るいちばんの味方は「知識」

契約書は細部まで確認して分からないところは遠慮なく質問。納得できない条件にはきちんと「NO」を伝えて大丈夫。

フリーランス新法などの基本を押さえておくと契約や支払いのモヤモヤもぐっと減ります。まずは下の記事でサクッと確認してみてください。

自分の価値を守るための「3つの防衛策」

振り回されないためには最初から「こちらの土俵」で相撲を取ることが大事。

私が実践している時間を安売りしないためのテクニックを紹介します。

① 面談時に「回答期限」をこちらから提示する

「ご連絡をお待ちしています」で終わらせていませんか? 面談の最後に、こう伝えてみてください。

「他案件との兼ね合いもありますので〇月〇日(例えば3日後)までにご返信をいただけますでしょうか」

相手にデッドラインを意識させる。これだけで放置される確率はグンと下がります。

② 「時間の安売り」を卒業する

フリーランスにとって時間は資産そのもの。 返信を待ってソワソワしている時間も「コスト」なんです。

「待つのも仕事」なんて思わなくていい。 期限を過ぎたら「次の仕事を探す時間」へと気持ちを切り替えるマインドを持ちましょう。

③ 「他案件との並行」を公言する

「今、他に2件ほどお声がけをいただいている案件がありまして……」 これは嘘をつく必要はありませんが常に動いていることを匂わせるのがコツ。

「放置したら他の人に取られてしまう」という緊張感を適度に残すことで相手の決断を促します。

【実践】角を立てずに「選考状況」を確認する催促メール術

「催促して嫌われたらどうしよう……」 そんな心配は無用。ビジネスですから状況を確認するのは当然です。

元人事の私が「これなら角が立たないし返信せざるを得ない」というテンプレートを用意しました。

返信を促すテンプレート

件名:【ご確認】先日のお打ち合わせの選考状況につきまして(氏名)

〇〇株式会社 〇〇様

お世話になっておりますフリーランスの〇〇です。 先日はお忙しい中、面談のお時間をいただきありがとうございました。

その後の選考状況はいかがでしょうか。 本件、ぜひ前向きに取り組ませていただきたいと考えておりますが他案件とのスケジュールの兼ね合いもあり、状況を確認させていただけますと幸いです。

もし社内調整にお時間がかかっているようでしたら、目安となる時期だけでもご教示いただけますでしょうか。

お忙しいところ恐縮ですが、ご返信をお待ちしております。

ポイントは「前向きであること」「他案件の存在」をセットで伝えること。

もし返信がない場合の最終手段は「〇日までにご連絡がなければ今回は辞退させていただきます」と、こちらから幕を引く勇気を持ちましょう。

おわりに:選ばれる側から「選ぶ側」へ

フリーランスって、どうしても「選んでもらう立場」になりがち。

でも忘れないでください。

私たちは自分のスキルを提供し相手の課題を解決する対等な「パートナー」です。

面談後の放置という不誠実な対応をされた時点で、そのクライアントは「あなたの貴重な時間を預けるに値しない相手」だったということ。

こちらから「お断り」してOK。 むしろ、そんな不誠実な相手と契約して後で大きなトラブルに巻き込まれなくて良かった!とガッツポーズしましょう。

正しい知識を武器にして自分を安売りせずストレスフリーな働き方を手に入れる。 その一歩は「自分の時間を奪う相手とは関わらない」という決意。

もうスマホを握りしめて返信を待つのは終わり。次の素敵なクライアントを探しましょう!

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