「完全在宅」
「時給制」
「業務委託」
独立してから検索に同じ言葉を打ち込む癖がつきました。
家で働けるのはありがたい。
でも収入が波打つのがフリーランスの現実。
心のどこかに、いつも小さな不安が残るんです。
怪しい案件は避けたい。
安全に取引したい。
「月30万」って言葉ほど逆にきな臭く見えたりもして。
そんな私が完全在宅で 2ヶ月・報酬7万円 の採用支援プロジェクトに参加しました。
派手な成功談じゃないかもしれません。だけどこの2ヶ月で「お金以上のもの」を確かに受け取りました。
経験って持っているだけでは価値にならないんですよね。価値になるのは誰かの課題にピタッとはまったときだけ。
その「はまりどころ」に出会ったのが地方企業の採用支援マッチングサイトでした。
「これだ…!」東北の食品メーカーの募集

それは私が生まれ育った東北の小さな町の会社からの募集でした。案件名はこんな雰囲気。
【東北・食品メーカー】採用戦略のパートナー募集(採用職種は製造と事務の人材)
募集要項には条件やスキルより先にこんな一文が書かれていました。
「町の未来を担う若者を採用したい。でもどうすればいいか分からないんです。力を貸してください」
「これだ…!」気づけば小さく呟いていました。でも応募しようとすると手が止まる。
(本当に私の経験が役に立つの…?)(良かれと思ったことが、お節介になったらどうしよう…)
「応募する」ボタンを押せず画面の前で30分固まりました。それでも私の背中を押したのは地元で少しずつ衰退していく企業の姿でした。
見て見ぬふりをして、あとで「やっぱり何かやればよかった」って後悔がいちばんつらい。
「何もしないで後悔するより、やって後悔した方がいい…」
震える指で「詳しく話を聞きたい」をクリック。こうして私の「地方での案件獲得の一歩」が始まりました。
ゆるい雑談から始まった私の初プロジェクト

数日後、届いたメッセージ。
「オンラインでお話ししませんか?」
画面の向こうに映った社長さんは想像以上に優しそうな雰囲気で。開口一番、こんな言葉をくれました。
「みこさんの「東北の力になりたいって気持ちだけは誰にも負けません!」って言葉、読んでて本当にぐっときちゃってね」
その瞬間、ガチガチだった緊張が、ふわっと溶けました。自己紹介と雑談で20分くらい。面接というより雑談。
最後に社長さんが言ったんです。「ぜひ‥力を貸してください」えっ正式な面接とかないの!?
内心びっくりしつつも私の記念すべき初プロジェクトがスタートしました。
私がこの案件に出会ったのは地方企業と個人をつなぐ副業マッチングサービスの Otanomi(オタノミ) です。
地方採用のむずかしさと最初の空振り

私は東京で、あたり前に使っていた求人媒体リストや効率的なWeb面接の仕組みを提案。
「これが最短ルートです!」みたいな顔で。
でも社長さんの反応は、どこか曇っていて。
「本当にありがたいんだけどね…。うちみたいな小さな会社に、そんな高い経費は払えないんだよ」
「Web面接って言われても、うちの社員はパソコンが苦手な人が多くてね…」
ガツンと頭を殴られたような衝撃でした。
良かれと思った提案が、まったく響かない。地方の「現実」の壁。自分の無力さに本気で落ち込みました。
(やっぱり私なんかが入ってきて引っかき回すだけだったのかな)
でも、ここで諦めたら後悔するだけ。私は社長さんにお願いしました。
「もっと会社のこと、町のことを教えてください」
そこから週末ごとに社長さんとオンライン会議の日々。
会社の歴史。働く人たちの想い。
この町で暮らすことの喜び。
抱えている悩み。
話せば話すほど分かったんです。この会社には、この町には「ここにしかない魅力」がちゃんとある。
足りないのは予算じゃない。足りないのは、それを伝える言葉でした。
求人票を書き直したら反応が変わり始めた

社長さんと一緒に求人票の文章を最初から書き直しました。
給料や条件を上手に見せることではなく「私たちの言葉」で。
…すると少しずつ反応が変わり始めて。ついに、ひとりの若者から応募が来たんです。
「社長の想いに共感しました」そのメッセージを見た瞬間、私はパソコンの前で小さく息をのみました。
たった数行なのに、ずっと探していた答えみたいに見えて。
面接を経て、その方の採用が決まった日。社長さんから今まで聞いたことのないくらい大きな声で電話がありました。
「みこさん本当に…本当にありがとう!みこさんのおかげだよ。諦めなくてよかった…!」
画面越しの「ありがとう」が、こんなにも温かいなんて。胸の奥が熱くなって、しばらく言葉が出ませんでした。
お金では買えない「誰かの未来に関われた」という確かな手応え。私がずっと探していたのは、たぶんコレ。
報酬は2ヶ月で7万円|数字にしてみたら現実味が増した

今回のプロジェクト条件です。
- プロジェクト期間:2ヶ月
- 報酬:7万円
- 作業時間:週6時間×8週=計48時間
- 時給換算:約1,460円
- 内容:社長との週次ミーティング、求人票作成、応募者対応 など
完全在宅、週6時間で、これだけの手応えが残る仕事は私にとって初めてでした。
「在宅って本当に稼げるの?」と聞かれたら私はこう答えます。
派手に月20万、月30万という話ではないかもしれない。でも月5万を目標にしている人には十分現実的。なにより「手応え」がある。これが私にとって、すごく大きかったんです。
変化|地方副業リモートで手に入れた報酬以上の「3つの宝物」

プロジェクトが終わり日常はまた静かに戻りました。でも心の中の景色はまるで違う。
私はこの挑戦で3つの「宝物」を手に入れたから。
宝物1:お金以上の「やりがい」という報酬
報酬は7万円。だけど社長さんの「ありがとう!」の重みは、それ以上。
自分の仕事が誰かの未来に、そして東北の未来に、ほんの少しでも繋がった。
その感覚は、どんなボーナスよりも私の心を豊かにしてくれました。
宝物2:「第二のふるさと」と呼べる温かい繋がり
プロジェクトが終わっても社長さんとはSNSでたまにやり取りしています。
「新しく入ってくれた彼、頑張ってるよ!」「今度、新しいお菓子を試作したから送るね!」
ただの「仕事」じゃない。画面越しから始まった関係が、いつの間にか「帰りたい場所」みたいな繋がりに。
宝物3:「私にもできる」という震えるような自信
人事経験があっても地方の会社で通用するのか正直、自信はありませんでした。
最初の提案が空振りしたときは「やっぱりダメだ」と本気で落ち込んで。
でも相手の話を聞いて一緒に考えて言葉を整えていった先に、ちゃんと結果が待っていた。
特別なスキルじゃない
相手を想う気持ち
諦めない心
それさえあれば私にも誰かの力になれる。この自信は、これからの人生でもきっと消えません。
「完全在宅でできる副業」地方企業が狙い目

私がやったのは、いきなり大勝負じゃありません。まずは「どんな案件があるか眺める」ところから。
地方企業の採用支援。実際は 一緒に言葉を整える「応募者対応を仕組み化する」みたいな積み上げ型の役割。(いわゆるマイクロコンサル的な関わり方も含めて)
もし 在宅ワーク/フルリモート副業/地方創生 に興味があるなら私が出会ったサービスのリンクを置いておきますね。
どんな案件があるか眺めてみるだけでも楽しいです。
さいごに

すごいスキルなんてなくたっていい。
完璧な経歴なんていらない。
スキルや経験を売る場所というよりも「誰かの力になりたい」という想いをカタチにする場所。
もし今「地方企業で副業してみたいな」と思っているならまずは地方の方と気軽におしゃべりしてみてください。
その温かさや人柄に触れるだけで心がほっこり癒されます。
話しているうちに「自分のこのスキルここで活かせるかも!」って自然と見えてきます。
