カメラを持っているのに、いつの間にか持ち歩かなくなってしまった…
これからカメラを趣味にしたい!という方へ撮影・写真を楽しむ方法を紹介します。わたしは趣味でカメラを始める…と意気込んでミラーレス一眼レフを購入。
でも旅行と友人の結婚式で数回、撮影したぐらいで。
そこで気負わずカメラを楽しむ「カメラ散歩」「カメラ旅』を始めました。いまではすっかりカメラが相棒になり写真を楽しめるようになりました!
- カメラを持っているけど使っていない
- 撮影したまま放置
- これからカメラを趣味にして楽しみたい
- 個性的な撮影を楽しみたい
という方へ私が散歩や旅行で実践している撮影方法や写真の楽しみ方についてお伝えしていきます。
カメラ散歩の魅力

カメラを持ち歩くと、普段見逃しているような身近な風景も新鮮に見えてきます。素敵だなと感じた瞬間を写真に収めることで、大切な思い出として残せます。
カメラを持って散歩するときは焦らず自分のペースでゆっくり楽しむのがいちばん!
遠くの観光地に行かなくても、まずは自分の家の近所から始めてみましょう。普段何気なく通っている道でもカメラを持って歩くと新しい発見がたくさん。
散歩は体を動かす良い運動になりますし気分転換やストレス解消にもぴったり。
自分だけのフォトスポットの探し方
SNSで有名な観光スポットもいいですが自分で新しい場所を探してみるのはもっと楽しい。知らない道を歩いてみると思いがけない素敵な景色や特別な瞬間に出会えることがありますよね。
普段は通り過ぎている近所の小道を曲がってみたり、いつもと違う時間に行きつけの場所へ行ってみたりするだけで新しい発見ができます。
朝・昼・夕方で景色は大きく変化。光や影の具合、天気によって同じ場所でも全く違う表情を見せてくれます。ゆっくり散歩しながらそんな風景の変化を楽しんでみませんか。
テーマを決めて直感でシャッターを押す

カメラの構図や撮影テクニックにとらわれすぎる必要はありません。まずは自分の心が「素敵だな」「面白いな」と感じたものをどんどん撮影していきましょう。
私自身は、撮影をより楽しくより創造的なものにするために毎回テーマを決めて出かけることにしています。
テーマはさまざま。四季の移ろいを感じる風景、朝夕の光と影の織りなす世界、雨に濡れた街並み、鮮やかな色彩のコントラスト、印象的な背景など。
時には「この場所に住む動物たちの物語を想像しながら」撮影した「もし自分が映画監督だったら、どんなシーンを撮りたいか」という視点で景色を切り取ります。可能性は無限大!
より計画的に撮影を楽しむため私は1ヶ月ごとに新しい撮影テーマを設定し散策するエリアも決めています。この方法で撮影がより充実したものになりました!
次からは私が実践している具体的なテーマの楽しみ方をいくつかご紹介させていただきます。
朝時間を切り取る

普段は人で賑わう商店街も早朝になると不思議なほど静かで人気のない空間へと姿を変えます。シャッターの下りた店舗や清掃中の店先。
まだ眠りについている商店街の様子は、まるで昭和の古い映画のワンシーンのようなどこか懐かしく心に染み入る風景を作り出してくれます。
時には朝日に照らされた店先のディスプレイや早朝から開店準備をする八百屋さんの光景など日常の中の特別な一瞬に出会えることも。
夕方の散歩でオレンジを集める

夕方になると街全体が優しいオレンジ色に包まれていきます。建物や道路に映る夕陽の温かみのある光は街全体がセピア色の写真のような趣のある雰囲気に。
柔らかなオレンジ色の光は日常の風景を特別な瞬間へと変えてくれます。
「今日はオレンジを切り取る」
といったように特定の色をテーマに設定して街を散策してみると普段気づかなかった色彩の世界が広がっていることに気づかされます。色をテーマにした撮影は楽しいですよ!
下から見上げて撮影


下からカメラを構えて撮影する「ローアングル」という方法をご紹介します。この撮り方を使うと、写真がとても印象的に。
例えば花や植物を下から見上げて撮ると空をバックに美しく伸びる姿が撮れます。建物も下から撮るとより堂々として立派に見えたり。普段何気なく見ている景色も下から撮ることで新しい魅力に。
このようにカメラの位置を工夫するだけで写真がより魅力的になります。身近な風景でも下から撮ってみると思わぬ発見があるかもしれません。
街を歩いて絵になる背景探し

街を歩くとおしゃれな店や素敵な外観に出会うことがあります。かわいい飾り付けや目を引く看板、優しい明かりなどお店の雰囲気に心がひかれます。
街角には思いがけない素敵な風景もたくさん。赤レンガの壁に寄りかかった自転車、古いベンチに差し込む木漏れ日、路地裏の小さな雑貨屋さん、季節の花で彩られた家の庭など。
普段は気にせず通り過ぎている場所でも少し注意して見てみるとこんな温かい発見がたくさん!
旅先の景色に動きを入れる

カメラ散歩を続けるうちに写真を撮る目が少しずつ成長してきました。最初は景色をただ撮るだけでしたが今では光の様子や周りの環境まで気を配って撮影できるようになりました。
写真を撮る時に大きく変わったのは人物を入れるようになったこと。人が写真に写ることで景色がより生き生きとしてその場所の雰囲気がよく伝わるようにまりました。
写真にストーリー性をもたせる



身近なものを使って写真で物語を創作。普段何気なく見ている風景や物の中に小さな物語を見つけて写真に収めます。
例えば窓際に置いた本と温かい飲み物、そこに差し込む光を一緒に撮影。このように日常的な物を組み合わせることで「ゆっくりした休日の朝」や「静かな読書の時間」といった雰囲気を写真で表現できます。
自分だけの“物語”を見つける

夕暮れ時、道端で一匹の猫を見つけました。優しい夕日の光の中でじっと動かずに座っています。
猫は何かを考え込んでいるように見えます。目は一点を見つめ時々しっぽを少し動かすだけ。近くを人が歩いても車が通ってもまったく気にする様子もありません。
猫が見ているのは風に揺れる雑草。夕日に照らされた葉っぱがキラキラと光っています。普段は気に留めないような風景もカメラを持って歩くとこんなに素敵な一枚の写真になるんですね。
このようにカメラを持って散歩すると日常の中の小さな物語を見つけることができます!
フィルムカメラの魅力チェキ

最近はフィルムカメラも人気ですよね。
フィルムカメラの面白いところは写真を撮ったその場では確認できないということ。一枚一枚の写真をより丁寧に撮ることになります。
写真を撮る時の構図や光、シャッターを押すタイミングなどすべてをじっくり考えます。現像してから写真が見られるまでのワクワク感もフィルムカメラならではの楽しみ。

今、デジタルカメラやスマートフォンが当たり前の時代ですがチェキのインスタントカメラが大人気。
このカメラは様々なかわいいデザインのフィルムが選べます。キャラクターものや季節の柄、特別なイベント用のフィルムもいっぱい!
デジタルカメラにはない懐かしい雰囲気と温かみのある写真が撮れることが多くの人の心をつかんでいます。
撮影した写真の楽しみ方
せっかく撮影した写真を眠らせておくのはもったいないですよね。普段の散歩では気ままに写真を撮っていますが心惹かれる景色に出会うと「大きなフレームに入れて飾ろう」や「3枚並べて展示しよう」など飾り方をイメージしながら撮影することもあります。
そうやって展示方法を想像しながら撮影すると「モノトーンで格好良い雰囲気を出そう。」「黒のフレームで高級感を演出してみよう」と考えたり。
撮影だけで終わりにしないためには「その後どう楽しむか」を想像することが写真を活かすコツ。
お気に入りをおしゃれなフォトフレームに

気分転換したい時は写真の飾り方を変えてみましょう。おしゃれなフレームに入れ替えたり何枚かの写真をまとめて飾ったりするだけでお部屋の雰囲気が変わって気持ちもすっきり。
壁をフォトコーナーに

思い切ってお気に入りの写真を大きく壁に飾ってみませんか!一枚の写真でも存在感があり部屋全体の雰囲気を変えることができます。
毎日の生活の中で目に留まるたびにその写真に込められた思い出や感動がよみがえる。そんな特別な一枚を飾った壁の前では、つい足を止めて見入ってしまう。
家の中に自分のギャラリーコーナーを作る

モノクロ写真はシンプルながら洗練された雰囲気を演出。白と黒のコントラストが空間に深みを与えモダンでスタイリッシュな印象を作り出します。
流木をアクセントとして添えると無機質になりがちな写真に温かみが加わりますね。

脱衣所に写真を飾ってみましょう!普段は単調な家事の時間が写真を見ながらリラックスできる楽しい時間に変わります。
お気に入りの写真に囲まれて過ごすことで日々の家事も少し特別な時間に。
さいごに

写真を趣味にしたことで今まで見慣れた景色がまるで違って見えるようになりました!特別なテクニックがなくてもカメラを通して見る世界は新鮮で旅先での思い出もより深く心に刻まれるように。
ぜひ肩の力を抜いて気軽にカメラを持って出かけてみてください。